第六話 一人の時間
記憶の管理者のスタッフは、各々がそれぞれのタイミングで仕事をすることが多い。そのため、休憩時間がかぶらないことがほとんどだ。そんな彼らの一人時間を見てみよう。
記憶の管理者であるシオンは、基本読書をしている。アイカからおすすめしてもらったものや、時には図鑑を見て知識を蓄えている。だが、集中力はあまりなく、すぐ別の本に手を伸ばしてしまうらしい。
皆を守る、使用人の中でリーダーを務めているアヤメは散歩をする。中にはから、館の外周まで。基本座って見守るため、運動不足を懸念してのことだろう。本心は、普通に散歩が好きらしい。
主に接客を担当しているアイカも、同じく読書をしている。しかし時々業務外でも、箒を動かして掃除をしているらしい。まじめというよりも、なにかしていないと落ち着かないようだ。
主に食堂に入り浸り食事を作る、ブルーは自室で絵をかいている。キャンバスに筆を走らせ、独特な世界観を表現しているらしい。だが、ちょっぴり恥ずかしいのか、作品は自分の中だけにとどめている。
買い出し担当のマリーは、次の一人旅を計画している。とはいっても、外部出張ついでなので分単位のぎちぎちスケジュールだ。たのしそうにペンを走らせ、お土産を何にしようかと、考えているらしい。
最後にキュラ。彼は、武器の整備をしている。自分の分もみんなの分も。時より、魔道具の研究をしたり。彼は特に一人の時間が多い。だから、みんなと自分のために作るのだ。時間は永遠にあるのだから。




