おじいちゃんパワー
「あの…何で僕裸になってんですか?それとあなたは?何で僕を助けてくれ―――」
「っちょ質問が多いわい!何から話せばええんじゃ?」
「っと、、じゃあお名前から」
おじいさんは“ごほん”と咳払いをし、
「わしはぁ」
突如としておじいさんの体から蒸気が吹き出し始めました。するとさっきまでは固まって動こうともしなかったはずの背筋が伸び始め、胸元が膨らみ、髪の毛が宝石のような青緑色に変わっていました。
こちらの心の底までをも見通すような深い翠眼に、あふれ出る色気にはどことなく純粋さが残っていました。まあ要するに、あの老人の面影はなくなり綺麗なお姉さんになっていました。
「ズバリ!変化の魔女!!!、、、である!」
「か…神様だ!…神様だぁ!!!」
僕は神様から恩恵を受けようと飛びつこうとしました・・・が変化の魔女様から強い蹴りを入れられてまた気絶しました。よくよく考えたら、神様だからって飛びつくことも、裸のまま女性?に飛びつくことも、バリバリアウトでした。
“はっ?!”
気がついた時、僕はまたベットにいました。
そして近くの机の上、紙が置かれてこう書いてありました。
“他の質問じゃが、お主が裸なのはズバリ!わしが変化するにはその人間の全身を知らなきゃいけないからじゃ。といってもお主のち○こまでは見てないから安心せい。小っちゃかったぞ。
それとお主を助けたのはこのままじゃお主が死ぬと思ったゆえじゃ。”いろいろ”してやるから起きたら扉を出て”右”へ、ええか”右”じゃ、まっすぐ行け。あと拒否権はないから覚悟しとくとええぞ”
僕は全力で扉を出て左へ走りました。僕の純潔がこれ以上奪われることだけはあってはいけないという作者様の思い、もともとショタっぽい設定でいろいろ頑張ってきた努力を踏みにじまれることへの恐れ、そして何より・・・体中からあの人とあってはいけないという危険信号を鳴り続けていること―――
“え?”
僕の目の前には変化の魔女様?がおじいさんの姿でたっていました。
「はっ、ははは、、」
「何を笑っておる」
「すっ、すいません!!!」
「じゃあこっちこい」
僕は悟りました。この人からは逃げられないと。
おまけ
変化の魔女様はよくおじいさんの格好になることがあります。それは魔女様が、おじいさんになったときの体の不自由さや、節々の痛みを感じることが好きだからです(変化の魔女様はマゾってことです)。
つまりおじいちゃんパワーというやつですね。




