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サキュバスとの夜って・・・人の心とかあるんや



僕は変化へんげの魔女様に連れられ、今は広大な荒野にいます。

――――と言っても、魔女様と僕は今は一緒ではありません。”1週間ここで生き残れ”なんていうベタな言葉を残して帰ってしまったからです。

人っ子一人どころか、ネズミ一匹見当たらない。どうやって生きていけばいいんda・・・と思っていたら思ったよりも夜はすさまじかったです。あっ、”エッ”な意味ではないですよ。本当にそのまんまの意味です。僕は一晩中、サキュバスからずっと逃げ回ってました。あっ、本当に”エッ”な意味ではないですよ。



サキュバスって・・・めっちゃえぐいことしてくるんです。僕はあまり詳しくはないんですけど、サキュバスって狙った相手が最近一番考えていた相手に変身するんだとか・・・スライムです。僕は夜中、スライムになったサキュバスからずっと逃げていました。

一晩中逃げ回っていたせいか、途中途中で”しぶと マジで何なん君?”とか”酷い面やな(走っていた為) それもう治らんやろ どうすんの?”とか・・・ずっと幻聴が聞こえてました。

幸い、サキュバスは朝に弱いらしく日の出と共に追ってはこなくなりました。



「ヤバすぎる・・・あの魔女様は何がしたいんだ・・・」



僕は日の出ているうちに食料を探しました・・が、何もない状態で2,3日目の夜になり逃げ回りました。



「もうやばい、何も食べてない。何か食べる物・・・”?!”」



もう・・・あいつら(サキュバス)食うしかねぇ。

僕は昼の間に残っている力で罠をつくり、夜まで待ちました。



「君何してん 目立ちすぎやで 逃げる気ないん?」



「いやぁさすがに・・・逃げます!」



「俺から逃げれると思うてるん?」



「まぁ・・・3日目逃げ切ってますし」



「・・・」



「・・・」



「じゃあもうお遊びもええか。本気でつぶしちゃる」



サキュバスは本気で僕に襲い掛かってきました。やっぱり本気と言うのはうそではなかったみたいでいつも以上に速かったです。

しばらく僕は逃げ回りましたが、やがて岩を背にして囲まれてしまいました。



「なんや?もうおしまいなん?思たよりすぐに終わりそうで助かるわ」



「ふっふっふ・・・足元を見てみて下さいよ」



「なん―――や?!」



ただでさえ地形的にくぼんでいたところをさらに掘った、天然の落とし穴へサキュバスを落としました。

僕はサキュバス達をここへ誘導していたんです。



「いやったぁ!!!食料確保~~~!!!」



「ん?」



「ん?どうした~?遺言残したいなら今だけですよぉ?」



「え?・・・俺らを食べる気なん?」



「はい・・・それがどうしたんです?」



「ひとの―――」



「え?遺言ならもうちょっと大きい声で言ったらどうです?」



「人の心とかっ、無いんかぁぁぁぁ!!!」



サキュバスを〇したら、サキュバスは返信をしていない元の姿に戻りました。本来のサキュバスは情報の魔女様を彷彿とさせる・・・まぁ要するにブタでした。あっ、安心してください。サキュバスって元々ブタの亜種らしいですから。決して雌豚とかそういう意味ではありませんよ。・・・ほんとですよ?

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