友達の彼の情報
「どこで働いているの?」
「ここよ。」
スマホでお店のプロフィールのページを見せた。ボカシが入っているが、あどけなさを感じさせる。制服着て、髪形も変えているから、身バレはしないだろう。『渋谷イメクラ学級会すみれ』ああなるほど、一度だけ行ったかな、でもそれは瑠璃には言えないか。
「気になる?もしかして指名したことあるとか。」
「瑠璃も働いていたとか。」
「馬鹿ね、友達が面接に行くとき、心細いって言うから、付き合っただけよ。それに外で待ってたし。働いていてたら来たいの?」
隣のカップルにまた見られた。
「これ、彼氏が送って来た写真らしいの。」
スクショを何枚か見せられた。
『今日は大雪だったよ。家から最寄り駅までの道』『乗換駅ね、ここでk本線に乗り換えてY市まで行くんだ。』『家の近くの河原、毎日散歩してるんだ。家からすぐだよ。今日は遠くに天狗山が見えるよ。いつか一緒に行こうね。』
「写メ、半年前か。住所知ってるの?」
「k県大山町五日堂、って言ってたけど詳しい住所は知らないの。いつか遊びに連れて行くって言ってたし、すぐ会えると思ってたから、詳しく聞かなかったみたいなの。」
「その人の年齢とか、名前は?本名は知ってるのかな?」
「本名は原田祐樹、年齢は三十二歳、誕生日は八月二十日、東京じゃあデパートの派遣してたらしいの。故郷に帰ったのは実家のお店を手伝うためだって。でも、あちらでもしばらくは、派遣でデパートに勤めてるらしいって。」




