10/14
彼氏の住所
彼女がお客さんと話したことを、思い出せるだけ思い出してまとめたものを、瑠璃に渡したらしい。瑠璃はそれを見せた。
「分かるかも。」
「え?」
「いや、住んでいる場所。」
「さすが、探偵みたい。」
隣のカップルは、時間なのか席を立った。確実にこちらを見てニヤっとしたな。
「ここじゃ話しづらいよ。」
外に出た。歩きながら話した。
「k県大山町五日堂に近い駅はただ一つ、私鉄大山線大山駅だけ、雪の日の写メは朝七時二十二分、そしてk本線乗換駅は大山入り口駅、そこでの写メは七時四〇分。散歩の途中で撮影した天狗山の写メは夕方五時三〇分だし、散歩で遠出するわけがない。あの地域の番地で五日堂つて地名は一か所だけだもの。散歩で歩いて五分くらいのところから撮ったはず。パソコンがあれば、だいたいの場所は調べられると思う。」
「じゃあ、ネットカフエ行こう。」




