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フー?の子
「やま、いや山本さんって、パソコン詳しいのよね?」
「詳しくはないよ。大手のコンピューターメーカーの、下請けの下請けの、一部してるだけだし。」
「でもアプリとか作っているのよね?」
「いや、そんなかっこいいものじゃない。ほとんどチェックだし。で、相談って。」
「私の友達の子、ストーカーしそうなの。」
隣のカップルがチラッとこちらを見た。慌てて、手で声を下げるような仕草をした。
「何だ、しそうというのは。男友達の頼みなのかい。やばいのはごめんだよ。」
「ううん、女の子の友達よ。その子、好きな人の居場所を知りたがってるの。」
「聞けばいいことじゃないか。それとも片思いか?本人が教えないんだったら、場合によったら、女の子でもストーカー規制法に触れてしまうよ。同じ大学だったら、彼氏に会った時、お話しすればいいじゃないか?」
「それが学生じゃないのよ。お仕事で出会った人なの。」
「お仕事って?良くあるコンビニの常連さんてパターンかい。会った時に手紙渡すとか、その後告るとか、そっちの方が早いかもだけどなあ。」
めんどくさい話だなあ。
「ううん、その子ね、どうしよう、本当に秘密よ、いい?」
「ああいいよ。」
「その子、フーなの?」
「フー?」




