ドリームキャッスル・入城
フォンとの追いかけっこが終わったモナカは、自分の領域で準備をしていた。
「全く・・・フォンったら、許せないわ~。アタシのどこがオカマなのか教えてほしいわね!」
確かに、男の恰好より女の恰好の方が好きだけど!そう言いながら道具をあさって、セッティングをしていた。
「みんなは姿見せていないみたいだけど、アタシはミクちゃんにかわいいって言ってもらいたいわ!かわいいって言ってもらうまで今日は返さないから!」
そういって、今回使うものを見つけたモナカは、にやりと笑って、別の部屋へ設置した。
「これで完璧ね♡」
そういって、不気味に笑っていた。
_ミラーハウス前_
『お疲れ・・・今回から・・・俺に戻る・・・』
『あれ!?カイトいつ戻ってきてたの?』
『さっき・・・?』
どうやら、他のメンバーはカイトが戻ってきたのに気づかなかったらしく、ものすごく驚いている。
『次は・・・メインのお城・・・ドリームキャッスル・・・』
『場所は更新されていますので、また迷子にならないよう、気をつけてくださいね』
さすがにそこは迷うことはないだろう。ドリームキャッスルはミラーハウスから見てもわかるほどに大きい。今見えているのは、観覧車とドリームキャッスル、あとはジェットコースターだ。
『それじゃあ、気をつけて行ってらっしゃい』
「うん。行ってきます」
ドリームキャッスルにたどり着いたミクであるが、ここまで来るのに十分もかかってしまった。普通なら五分で着く距離であるのだが、ミクの方向音痴度をなめてはいけない。
真っすぐ歩いていれば着くかと思いきや、行き止まりになっていたり、曲がるところを間違えて遠回りしていたり。あと、物にもけっこうぶつかった。その度に調整室では笑いが生じていたのだが、放送のスイッチが切れていたため、ミクはそのことを知らない。
「やっと・・・たどりついた・・・」
「あらいらっしゃい!ドリームキャッスルへようこそ」
いきなり声をかけられて驚いたミクは、顔を上げていた。そこには昔の花魁風の着物を着た美女が立っていた。その人はモナカであるが当然、ミクが気づくはずもない。
「キレイ・・・」
「あら~嬉しいこと行ってくれるわね!とりあえず、こちらへどうぞ」
そういって、ドリームキャッスルの中に入っていった。
_調整室_
「アのオカマも、なカなか質が悪イデス。ミクがかわいそうスギて泣けテくるデスネ」
「しかも油断のさせ方がえげつない」
「確か・・・ドリームキャッスルの噂って、拷問部屋じゃ・・・」
ドリームキャッスルの噂。それは地下に拷問部屋があるというもの。
「今回ばかりは無事ではすみそうにないですよ?」




