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修ズ!スター!中学生編 〜未来からやってきた友達!?林修が巻き起こす青春群像劇〜    作者: まくお


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第二十話 みんなの進路

 俺、金本満《かねもとみつる》は授業が終わりサッカー部の練習にこれから行くところだ。

 

 今日の練習には浦和蒲焼《うらわかばやき》FCにの下部組織《かぶそしき》に所属している、宮本茂雄《みやもとしげお》。李承燁《いすんよぷ》。橋本翼《はしもとつばさ》も呼んでいる。

 

 なぜなら俺にはみんなに提案したいことがあるからだ。

 三人とも林修《はやししゅう》が参加するなら行くと言ってくれた。


 修はもうみんなとちゃんと友達になったようだ。

 修はサッカー部の練習にはたまに参加している。なんか居候《いそうろう》してる俺の実家、不動山部屋《ふどうやまべや》の事をやりたいらしい。

 

 ちゃんこ作りだけではなく、力士のみなさんに体のケアの方法を教えたり。髪結《かみゆ》いも毎日のようにやってるようだ。

 

 親父は別にそこまでやらなくてもいいと言ってるんだが……


 俺はロッカールームで着替えて練習に行く! 修は先に行ってる。

 

 そこで俺は衝撃《しょうげき》の場面に遭遇《そうぐう》する!


 矢部秋男《やべあきお》とコーナーキックの練習をやっているが……修はコーナーキックを蹴(・)っ(・)て(・)な(・)い(・)。

 

 謎の機械《きかい》を使って矢部にボールを出してる!

 その機械は四角い形をしていて、真ん中に空いてる穴からボールが次々と出てくる!

 

 大きさは両手で持てる。衣類を乾燥《かんそう》させる扇風機《せんぷうき》くらいの大きさだ。

 まあ大きさはいいとして……次々と出てくるボールはどこに入っているんだよ!?

 

 機械にはボールをストックするマガジンはどこにあるんだよ! 謎の空間にストックしているのか!?


「やべっち! この『自動高速コーナーキッカー』使い方を教えるよ! 今やってるみたいに手動でも使えるけど、時間とボールの強さと角度を設定したら自動で発射されるからね。ただ五発ごとにこのスライドを引いたらまた五発発射してくれるからね! これで一人でコーナーキックの練習ができるよ!」

「おう! やってみるよ。修!」

 

 矢部はそう言って「自動高速コーナーキッカー?」とかいうのを操作して一人で練習しだした。

 まあ全体練習の時間の前だし、練習するのはいいんだが……修がこっちに来たので気になる事を聞く!

 

「修……あの機械ってもしかして未来の道具?」

 修はハニカミながら答える。

 

「そうだよ! あれ結構安い割に使いやすいからね。もっとコーナーキックの練習がしたいやべっちのために未来通販《みらいつうはん》で買ったんだよ!」

「……でもあれ武器になっちゃったりしない? どのくらいの速さのボール飛ばせるの?」

 

「マックス120キロくらいだったかな? このくらいならプロの選手でもフリーキックで蹴れる速さだし大丈夫だと思うよ。多分」

 修は少し首を傾《かし》げながら、予想を言う。

 

「ぷ、プロレベル!? それやばいよ! 下手したら骨折しちゃうよ!」

「ふふふっ! かねやん大丈夫だよ! 未来の道具の怪我なら治せる未来の道具があるみたいだし」

「どんな道具だよ!」

 あのコーナーキックの機械より治せる機械の方がやばくないか!?


 こんな事を話していると監督がやってきた。

 選手が集まり練習が始まる。修《しゅう》はコーナーキックだけでなく、サッカー全部に詳しい。俺たちに上手く教えてくれる。

 

 ヨーロッパで長くやってきた経験《けいけん》はだでじゃないようだ。

 あまり得意ではないという守備の事も、

「僕にはできないけど、こうしたらいいんじゃない?」

 とアドバイスをくれる。俺は背が高いのでセンターバックをやる事もあるのだが、俺には腕の使い方や相手のいなし方を教えてくれた。


 そして練習が終わり。俺はロッカールームで幼なじみ七人を近くに集めた。

 正確には修は幼なじみではないんだが……もうみんなとは友達だし数に入れてもいいだろう。

 俺はみんなにある提案《ていあん》があるのだ。


 修が言うにはこの七人で「埼玉スーパースターズ」というグループユーチューバーをやっていたようだが……

 俺の提案はそれじゃない。


「なあみんな! みんなでいっしょの高校に進学しない? 『うなぎ自由高校』に行こうよ!」

 

 俺の提案にみんなは考える。

「うーん」とか「そうですね……」とか言いながら考えている。俺はさらに続ける。

「『うなぎ自由高校』ならみんながやりたい事もできると思うんだ! どうかな?」

「かねやん! 『うなぎ自由高校』ってどんな高校なの?  僕が中学生の時はなかったけど……」

 

 修の疑問は当然だろう。俺は返答する。

「1991年生まれの修は知らないよね。最近出来た高校で自由な校風が売りの高校なんだ。勉強もスポーツもやりたければやればいいし、やりたくなければしなくてもいい。って感じの高校だよ!」

 

「かねやん。全日制の高校なの?」

「ああ! そうだよ。でも単位が取れさえすれば卒業させてくれるから、自分で必要ないと思った授業には出なくてもいいんだ!」

 修はこれを聞いて太陽のような笑みを浮かべみんなに問いかける!

 

「え!? それすごく良いじゃん! 僕みんなで全日制の高校行くの夢だったんだよ! みんなで『うなぎ自由高校』に進学しようよ!」

 修の希望にみんなはそれぞれこう答えた。

 

「いいんじゃないですか? 面白いですね」

 と李承燁《りすんよぷ》。

 

「うなぎ自由高校かぁ……結構サッカー部も強いし、ユースのセレクションに落ちても大丈夫かな……よし! 僕も行くよ!」

 と橋本翼《はしもとつばさ》。

 

「ファッション系の部活もあったよな……俺もそうするよ!」

 と宮本茂雄《みやもとしげお》。

 

「確か未来《みらい》さんもうな高だったな……俺も行くよ! まく美も行けそうだし!」

 と芹沢勇気《せりざわゆうき》

 

「YYゲームズの経営もいっしょにできそうだな……翼《つばさ》が言うようにサッカー部も強いなら、俺もそうするよ!」

 と矢部秋男《やべあきお》

 

「みんな納得したね! 修! 夢が叶って良かったね!」

「そうだよ! あとは全員でまたYouTubeやろうよ〜! 僕たちはグループユーチューバーのパイオニアだったんだよ! 今からやっても人気になれるよ!」

 

「今からじゃ無理だよ! 今は2026年だぞ! 人気が出なかったら笑い物だぞ!」

 矢部《やべ》のツッコミに幼なじみ七人だけでなくその場で聞いてた部員たちも笑う!


 YouTubeを今やってるのは、俺、金本と宮本……あとYYゲームズの宣伝で矢部とユーキがやってるか。

 できない事もないと思うが、失敗してデジダルタトゥーにはなりたくないよね。


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