間話 1991年の埼玉スーパースターズたち
俺は金本満前回部室で幼馴染七人に進路が決まった!
俺たちはまだロッカールームで話している。
「俺もうなぎ自由高校行くよ!」
「ああ、僕もだよ!」
埼玉うなぎFC時代の幼なじみでサッカー部のの嶺井と田中もうなぎ自由高校に進学する事を決めたようだ!
ちなみに一人称が俺が嶺井で僕が田中だ。
「お! 良いねー! 二人とも控えで頑張ってね!」
「俺は一応サッカー部ではレギュラーだよ! センターバックの! 修も知ってるだろ!」
「僕もサッカー部では正ゴールキーパーだよ! 守護神なんだよ! 修くん!」
修が二人にジョーク? を言う。それに二人が反応する。
やりとりにロッカールームは笑いに包まれる! てか嶺井も田中も普通に名前で呼んでるが……
いつ仲良くなったんだろう? 俺たちが修と名前で呼んでるからだろうか?
「ねえ、修! 1991年生まれの僕たちはどの高校に行ったの?」
芹沢勇気ことユーキがが修に質問する。確かに気になる!
俺たちは修の言葉に耳を澄ます。
「それがさ。YouTube活動もサッカーもやりたかったから、みんなで通信制の高校に行ったんだよ。ユーキがみんなに提案したんだよー」
確かにYouTubeでの活動と学業とサッカーか、確かに全日制では無理かも……
「俺たちはその時YouTubeで売れてたの?」
「売れてたヤツと売れてないヤツがいたんだよ! かねやんとスンヨプは売れててさ。他の五人はあんまりだったんだよ! 特にスンヨプはめちゃくちゃ売れてたんだよ! サッカーに関係なく、ラジオとかやってたし!」
「俺! 売れてたのか!?」
俺のYouTubeチャンネル『かねやんのゲーム実況チャンネル』はまだ収益化もできてないんだが……
「僕がなんで売れてるんですか!? 僕は今はYouTubeやってないんですが……」
スンヨプこと李承燁もかなり驚いている! そりゃそうだよな。
「かねやんはYouTubeでゲーム実況してて、それからニコ動に行ったんだけど、当時はポケモンじゃなくて別のゲームの実況をあげてたんだよ! それが一部の熱いファンがついてたんだよ!」
修はまず俺の事について説明した! 俺はコメントする。
「そうなの!? 当時の俺すごいな……」
これからはポケモン以外の動画もあげてみよっと!
「スンヨプはポッドキャストでラジオをあげててさ。これが人気になったんだよ!」
「そ、そうですか!? 今の僕には考えられないのですが……」
スンヨプは面白いヤツだが、あんまり下ネタを言うキャラじゃないと思うんだが……
「あれ? スンヨプ。未来さんの事好きじゃないの? 当時のスンヨプは未来さんとの妄想デートを語るラジオをやってたんだけど……」
「え!? 未来さんって……あの未来お姉さんですか? ユーキと仲が良い?」
スンヨプは戸惑っている。未来お姉さんって……水野未来さんのことだよな。
小学生の頃にサッカーの練習を手伝ってくれていたり、試合を見に来てくれていたので俺たちとも面識はある。
「そうだよ! スンヨプは中学に上がってから未来さんのことが大好きになったんだよ! ユーキのマンガ『タクローロード』に未来さんが出てくるじゃん? だからその同人誌を読んでいたんだよ! 今はしてないの?」
修は当たり前のように口にするが……いや、そんな事するヤツいないだろ!?
「未来さんとは、中学に上がってから会っていませんよ。好きではありませんし、友達の彼女ですから、そんなことしませんよ」
スンヨプは苦笑しながら回答する。そりゃしないよ!
「じゃあ修くんや金本くんとスンヨプくん以外の四人もYouTubeやってたんだよね? どんな活動をしてたの?」
橋本翼が聞く。気になる!
「翼はサッカーの関係のYouTubeをやってたよ! 昔のサッカーゲームを使って『この選手がすごい』って動画とか、サッカーのテクニックを披露したりしてたよ!」
「そうなんだ。その時代なら僕はやるかもな……今の僕でもできるかな?」
翼は、あんまり驚いていない。
質問に修が答える。
「うーん……今からアマチュアの中学生がサッカーのYouTubeをやっても人気者になるのは難しいと思うよ。プロの人たちがいろいろあげてるしさ。それに当時もあんまり人気なかったし無理かもね!」
「ははっ! そうだね僕もプロの人の動画見るもんね! 僕はやめとくよ!」
翼は少し笑いながら返した。
サッカーやってるやつならプロのを見るだろう。
「修! 俺はどんな動画あげてたの?」
今度は芹沢勇気が聞く! 修に話ではユーキは1991年生まれでも小説やマンガを書いたり。
YYゲームズを立ち上げたりしてたらしいから、何をやっていたのかすごく気になる!
「ユーキはセガのゲームの実況動画をあげてたよ!」
「えっ? セガさんの実況動画を俺あげてたの? 何で?」
ユーキからセガのゲームの話題が出たことないが……
「えっ! ユーキ。現代ではセガ好きじゃないの!? 1991年生まれの時のユーキは大好きだったのに!?」
修は狼狽えている! ユーキは腕を組んでゆっくり考えから回答する。
「うーん……2006年生まれはセガさん世代じゃないからなぁ……1991年生まれだったらセガさんは、ガチでゲーム機戦争してた時代だったから好きになったのかもな……ちなみにどんなゲームの動画あげてたの?」
「セガガガに決まってるじゃん! ユーキ大好きだったんだから! でも消されちゃったんだよね。エンディングまで動画あげちゃったからさ」
「ああ……あのセガさんが自虐ネタを盛り込んだゲームだね。知ってるよ。でも今の俺はやろうとは思わないな……ドリームキャスト持ってないし」
修はそれを聞いて目をパチクリさせて息を思い切り吸い込み!
「なんでなのぉぉぉーーーユーキはこの場にいる全員にドリームキャスト配るぐらい大好きだったんだよぉぉぉぉーーーーー!!!!」
修は前屈みになって思いっきり叫ぶ! それをみてみんな笑う!
これ本当にキレてるの? キレ芸なの?
「なあ、修。俺は何をあげてたんだ?」
笑いが収まったあと、今度は宮本茂雄が聞く。
宮本は最近ファッション系ユーチューバを始めたようだが、当時はどうだったんだろう? 気になる!
「うん? 今と特に変わらないよ」
「えっ! マジで!?」
宮本のYouTubeをちょっとみたが、母親の作った服を紹介していたな。
それは変わらないのか。
「『宮本茂雄のファッションチャンネル』を見てて僕が一番面白かったのは、バッチリスーツを着て。IKEAに机を買いに行ったとこだよ! それをやればもっと伸びるよ!」
「そ、そんなこと言われてもな……今IKEAに行っても買う物ないし……」
宮本は戸惑ってる。宮本はあんまり買い物をしない。どうしても必要じゃないと買わないのだ。
最近は自分の家がお金があることが修によって発覚したんだよね。と語っていた。
そして今後は無駄遣いを少しはするとも言っていたが……
急には変えられないのだろう。
「ホットドッグ食べれじゃいいじゃん」
修は真顔でアドバイスする。確かにそうかもしれないが……
「いや……修! ホットドッグならバーガーチェーンに行った方がいいだろ!」
宮本は苦笑しながらツッコむ。少し笑いが生まれる。
「じゃあ、ソフトクリームも買えばいいじゃん! ミートボールも売ってるじゃん! 美味しいよ!」
修の真顔のアドバイスは続く! 「そうだけど……」と宮本は言いながら困っている。
確かにIKEAの食べ物は美味しいが……IKEAはうなぎ区からは遠いんだよね。
「なあ修! 俺は何のYouTubeやってたんだ!?」
矢部秋男が宮本を助ける? ためにかわからないが、話に入ってくる。
「やべっちはYYゲームズの宣伝を主にやってたよ。ボカロオリジナル曲も上げてた。それと自分が作ったゲームを実況してたんだけど、どっちもあんまり面白くなかったな…………」
修は腕を組んで黙り込む矢部も面白いヤツだけど……
でも俺が見ても確かに今やってるYYゲームズの宣伝も矢部のボカロ曲もつまらんな。
「じゃあ俺のYouTubeで一番面白かった動画は何なんだよ!?」
矢部は怒りながら聞く!
「それはもちろん『スーパーヤベオ』がミリオン売れた時に調子乗って、『最低でもダブルミリオン! 上手くいったら三百万本』って宣伝したことだよ! こんな大風呂敷広げちゃったのにその後全然売れなかったんだよ! めちゃくちゃネットでネタにされたんだよ! 35歳になっても言われるんだから! これが一番面白かったよ!」
修は満面の笑みで1991年生まれの矢部の黒歴史を暴露する!
矢部以外にメンバーが高らか笑う。矢部は頭を抱えている!
ここにいるメンバーは矢部の性格を知っているので全員『矢部ならやりかねない』と思っているだろう!
「じゃあ、長くなったしそろそろみんな帰ろうよ!」
修の提案にみんな帰り支度をしようとするが……
「おい! 吉本! 最後になんか修さんに芸を見せろよ!」
サッカー部の王様矢部がサッカー部の後輩の吉本をいじる! 矢部はこういうところがあるから俺はあんま好きじゃないんだよね。
「すみません。矢部さん。僕は修さんに見せる芸なんかありません……」
吉本が申し訳なさそうに断ると……
「じゃあ俺が手本を見せてやるよ!」
矢部はこう言って立ち上がり。
「俺は天下のサルっ顔! ルパン三世よりかは少しブサイクだが、最高の彼女がいる勝ちっ組〜! 俺のゲームは全然売れないが、俺ぇは将来ルパンより稼ぐぞ〜!」
といつも機嫌が良い時にやる。踊りながら芸を披露した! 正直俺はこの芸は面白いとは思えない……
「やっぱり。やべっちは良い王様だね!」
修の意外な言葉に幼なじみたちを含めた。近くに居た者は目をパチクリさせて困惑している。
「修! 一体どういう意味?」
俺が修に聞くと。修は即答する。
「だって悪い王様だったら、ネタを振った相手が嫌がっても無理矢理芸をやらすよ。やべっちはそれをしないでしょ! だからやべっちは良い王様なんだよ!」
これを聞いた全員が「なるほど!」っと納得する!
矢部にもそんな良いところがあったんだな! 俺も矢部のことを見る目を変えないとな!




