10.それは、あったかもしれない可能性。
6章はここまで!!!!
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その日、俺は幸せな夢を見た。
◆
ある夏の日のこと。
俺はテレビをボンヤリと眺めていた。
高校野球の中継ではなく、珍しくもソフトボールのインターハイだ。そこでは一人の女の子が、打って投げての大活躍。
ついには全国大会決勝の舞台で、完全試合を達成した。
「凄いなぁ……」
それを見て、俺の口からは勝手にそんな感想が漏れる。
純粋に感動していた。仲間たちに囲まれた彼女の笑顔は、誰よりも爽やかで、とても美しかった。あまりにも眩しい、太陽のようなその選手に憧れを抱く。
俺もいつか、こんな人になりたい――と。
「さて、そろそろ行かないと……!」
テレビを消して、俺はそう独り言を口にした。
部屋を出ようとしてから、もう一度だけテレビの画面を見る。
なんとなく、だった。
俺は心の底から、彼女にお祝いの言葉を送りたくなった。
「おめでとうございます」
瞼の裏に焼き付いた、あの女の子の笑顔を思いながら。
それは、もしかしたらの可能性。
ほんのちょっとだけ違う、幸せな世界の夢だった。
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