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14 邪眼族(イビルアイ)先生捕食事件

(NOー!)

 ――グヒュルルルルー!


 只今俺とイビルアイ先生が2人(2体?)揃って絶叫中。

 何を絶叫しているのかだって?


 俺が水魔法を使って地面に洪水を起こして、その後イビルアイ先生の姿がどんなのか、水に映った姿を見て確認したんだ。

 そしたらさ、イビルアイ先生は巨大な目玉モンスターだった。

 しかも巨大な目玉の下には視神経だか血管のような赤い管がいくつも伸びていて、ホラー感満載のお化けモンスターだった。


 うわー、グロやめい!

 そしてキモい!

 虫よりはましだけど、それでもキモいのはイヤだー!


 シャドウの俺もイビルアイ先生の俺も、元々同じ人格をしているわけで、2人揃って盛大にその姿に絶叫を上げたわけだった。


 あ、そうそう。

 ついでの話だけど、シャドウの俺は軽く水魔法を放ったつもりでいたけれど、上空から眺めていたイビルアイ先生の視界から見ると、とんでもない範囲が洪水になっていた。

 少なく見ても、キロ単位が一瞬で水に覆われていた。


 空から見下ろせば、離れた場所にいるハウンドドックやゴブリンの群れが見えたけど、そいつらが洪水に巻き込まれて、流されていっていた。


(……ヤバッ、軽く放ったつもりの魔法なのに、大洪水起こしちまったよ。やっぱりレベル1000がダメなのか?それとも、大魔導師とか、大賢者、魔力増強、魔導四天王なんて名前のスキルがいけないのか?)


 今あげたスキル名だけど、全部魔法の効果を増幅してくれるという代物。

 他にも俺が確認できていないところで、魔力増強系のスキルがまだあるんだろうけど、これじゃあ魔法は使えないね。


 軽く使った魔法が、自然災害級の大魔法だ。

 これで本気で魔法を使ったら、大地が真っ二つとかになりかねん。


 そういえば、昔のギャグ漫画だと、パンチ一発で星を真っ二つにするなんてよくあったなー。

 ハハハー。



 ふうっ、(シャドウ)、これからは魔法禁止でいこう。

 そうしないと、マジでこの世界を滅ぼしかねん。


 ――グヒュルル、ヒュルルー

 イビルアイ先生も、俺の意見に全くだと同意しておられた。





 なんて出来事もありながら、俺たち2人は再度移動を再開。

 イビルアイ先生は空中をフヨフヨ浮かびながら、地の果てまで続く大平原を眺める。


 一方で(シャドウ)は、その後をついていきながら、モグモグと地面の草と土を食べている。

 土を食うことで、すでにG単位に達している影空間(シャドウスペース)内の土がさらに増えていくけど、今更ちょっと増えたところで誤差の範囲だ。


 なんて感じで、太陽の光の下、俺たちは暢気にピクニック気分ていた。



 だが、そいつは突然俺たちに襲い掛かってきた。


 ――ガンッ

 先頭を進んでいたイビルアイ先生が、空中で何かに激突。

 だが、それが問題でない。


 激突した直後、巨大な眼球モンスターであるイビルアイ先生の目に、大激痛が走った。


(Nooooooー!いでえっ。目が、目が、目がーーーーー!!!)


 人間だって、目に何かが激突すれば超痛がるのが普通。

 ましてや眼球が体の95%以上を占めているのがイビルアイ先生だ。何かに激突した痛みは、人間の目どころでなく、滅茶苦茶痛い。


(ウガー、このまま目ん玉くり抜きたくなるほどイデー!)


 そしてイビルアイ先生の感じている痛みは、並行存在スキルによって感覚を共有している(シャドウ)にも伝わってくる。


(アイエー、目がー、目がー。俺の体には目がないのに、それでも目がイテエー!)

 ――ガヒュヒュヒュヒュヒュー!


 2人揃って大悶絶。

 それどころかアリオスと違ってレベルが47もあるイビルアイ先生が、痛みのあまり空中からぽとりと落ちてしまった。


 あれっ?

 邪眼族(イビルアイ)って、もしかして邪眼スキルが強力な反面、耐久力が極端に低かったりするのか?


 偶然だろうけど、イビルアイ先生はシャドウの俺の上へポトリと落ちてきた。

 その後も2人揃って痛みで悶絶していたけれど、気が付いたらシャドウの本能のせいで、落ちてきたイビルアイ先生をモグモグしていた。


邪眼族(イビルアイ)を捕食しました≫



 ……

 ……

 ……


 あ、うん。

 不可抗力なんだ、本能に抗えなかったんだ。

 人間が呼吸するのが当たり前のように、シャドウの俺はモグモグしてるのが当たり前なんだよ!

 それぐらい、俺にとってモグモグすることは、生存活動に必要な行動といっていいわけ。


 イビルアイ先生が俺に食われてお亡くなりになってしまった。その後並列存在スキルが解除され、シャドウとイビルアイ先生に分かれていた俺の人格が統合されていく。


(先生済まない。不可抗力だったんだ……)

 俺は自分で自分に対して、激しい自己弁護をして、一連の出来事を詫び続けた。



 ふうっ、自分で自分に謝るとか、自分でも何してるのかよく分からないぜ。

 しかしイビルアイ先生の視覚では、激突するときまで何もなかったはずなのに、一体どういうことなんだ?


 イビルアイ先生捕食事件はもはや済んだこと。

 気を取り直して、それよりイビルアイ先生が何に激突したのかを調べてみることにする。


 俺はまたしても視覚確保要員が失われたことで、視力を失って暗闇に陥ってしまった。

 でも、イビルアイ先生と一緒になって進んでいた進行方向は憶えていたので、そっちへ向かって進む。



 すると視力がなくても、触覚だけでわかる。

 俺の進行を遮るように、垂直の壁があるんだよ。


(なんだこれ?こんなものイビルアイ先生の視覚では見えなかったぞ?)


 試しに触っている箇所に鑑定スキルを実行してみる。

 ポチリとな。


≪壁≫


 お、おうっ。

 どうやら透明な壁があったみたいです。


(はあっ、訳が分からん!?)


今までに判明しているステータス ()内の数字は判明した話数



―――本体

 ステータス

 名前 カズキ サイトウ (斎藤一樹)

 種族 シャドウ

 職業(クラス)  迷宮の掃除人(ダンジョンスイーパー)

 レベル 1650



・初期スキル

 捕食 (プロローグ)

 吸収融合 (プロローグ)

 物理攻撃無効化 (プロローグ)

 影空間(シャドウスペース) (プロローグ)


・武器補正スキル

 棍棒術 (プロローグ)

 剣術 (プロローグ)

 槍術 (プロローグ)

 弓術 (プロローグ)

 クリティカル (5)

 毒攻撃 (プロローグ)

 音波攻撃 (4)


・防御補正スキル

 盾防御 (プロローグ)


・身体能力補正スキル

 筋力増加 (プロローグ)

 防御力増加 (プロローグ)

 魔力増強 (14)

 聴覚強化 (4)

 嗅覚強化 (4)


・感知スキル

 遠視 (5)

 千里眼 (5)

 万里眼 (5)

 魔力気配察知 (5)

 感応 (5)


・体質補正スキル

 粘液 (プロローグ)

 増殖 (7)

 分裂 (7)

 不死者 (プロローグ)


・自動回復スキル

 HP自動回復 (プロローグ)

 MP自動回復 (プロローグ)

 MP自動完全回復 (8)


・移動補正スキル

 ジャンプ (プロローグ)

 影移動(シャドウウォーク) (11)

 影跳躍(シャドウジャンプ) (11)

 地行術 (11)


・魔法スキル

 炎魔法 (プロローグ)

 氷魔法 (プロローグ)

 氷魔法 (プロローグ)

 風魔法 (プロローグ)

 土魔法 (プロローグ)

 闇魔法 (プロローグ)

 回復魔法 (プロローグ)

 死霊魔法 (プロローグ)

 呪文短縮 (5)

 無詠唱 (5)


・耐性スキル

 打撃攻撃耐性 (プロローグ)

 打撃攻撃無効化 (7)

 斬撃攻撃耐性 (プロローグ)

 炎耐性 (プロローグ)

 炎攻撃無効化 (プロローグ)

 水攻撃無効化 (7)

 氷耐性 (プロローグ)

 氷攻撃無効化 (プロローグ)

 睡眠無効 (4)

 恐怖耐性 (12)

 恐怖無効 (12)


・魔眼系スキル

 魔眼・発火(ファイア・アイ) (プロローグ)

 魔眼・氷結(ブリザード・アイ) (プロローグ)

 邪眼・麻痺(パラライズアイ) (13)

 |邪眼・石化(ストーンアイ (13)


・オーラ系スキル

 隠密 (5)

 威圧 (プロローグ)

 王者の覇気 (プロローグ)

 闇のオーラ (13)


・指揮補正スキル

 指揮 (プロローグ)

 眷属支配 (プロローグ)

 眷属従属 (プロローグ)


・思考スキル

 並列思考 (6)

 並列意思 (6)

 並列存在 (6)


・称号スキル

 転生者(カズキ サイトウ) (プロローグ)

 階層主(フロアマスター)(80階層) (プロローグ)

 異界の魔王 (プロローグ)

 禁忌 (13)

 背信者 (13)

 大魔導師 (14)

 大賢者 (14)

 魔導四天王 (14)


・その他

 鑑定 (プロローグ)

 暴食 (プロローグ)

 生命創造 (7)

 咆哮 (プロローグ)

 死者の咆哮 (プロローグ)




・影空間の保有アイテム

 薬草 (プロローグ)

 木の杖 (プロローグ)

 ネクロマンサーの秘術書 (プロローグ)

 ドラゴンメイル (プロローグ)

 魔道金属 (プロローグ)

 ネクロマンサーの呪術ローブ (10)

 スケルトンナイトの鎧 (10)

 エルウィンローブ (10)

 赤竜のマント (10)

 マグマ (10)

 ドラゴンスレイヤー (12)

 ゲイボウ (12)

 血濡れの大鎌 (12)

 土 ○○Gトン (?)

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