表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

46/55

45 誕生日プレゼントはなかなか決められない人

ぐぬぬぬぬ……、どうしたらいいものか……。


絶賛お悩み中のエリーナです。何を悩んでいるのかというと、、誕生日プレゼント選びでございます。誰のかって? 真冬くんですよ!!


少し前の話です。


◇◇◇


衝撃の事実が語られた後、真冬くんに呼び止められた。


「エリー!! 少しいい?」


「? うん」


言われるがままに魔術師団本部にある真冬くんの部屋へと案内される。あ、そういえば私達が話してたところ、王宮の中にある談笑室だったわ。だから王宮内にある魔法師団本部ね。納得。


「いきなりで悪いんだけど明後日、あいてる?」


明後日……は何もなかったと思う。何なら今、両親たちが絶賛過保護極めてるので外にも出してもらえないから予定など入るわけもないのだけど。


うん、と頷くとそれはもうバックに綺麗な花が咲いたかのような笑顔で迫ってきた。


「なら良かった! 明後日に僕の誕生日パーティがあるんだけど来てくれるよね?」


そ、そんな上目遣いで来られたら断るに断れないじゃないか……!! 

でも私が言ってもいいものなのか。ウィルも私も誕生日パーティーは家族間だけでする主義だし、大勢を呼んでいる個人主催のパーティーなんかはあまり経験がない。それにプラスして真冬くんは時期公爵+魔法師団長という肩書までついている。

そんな人の誕生日パーティーなんて、、絶対、100%浮く自身がある。


が、私の心の葛藤は本人に伝わるはずもなく、、(伝わってるかもしれない。真冬くん、そういうところ鋭い)楽しそうにその日に着るドレス(・・・)のことなどを話している。


ん? ドレス?


「え? なんで今ドレスの話……?」


「? 何言ってるの? 誕生日パーティーの当日に着るエリーのドレスのことだよ?」


当たり前のことのように言いのけるところはやはり真冬くんらしい。


「いやいや、誕生日パーティーの主役にドレス送らせる奴がどこに居るの」


「これは僕がやりたいことだよ。前のパーティーでは僕の知らない男とペアにされたからね。今度はちゃんと作ってるから(・・・・・・)


またしてもよくわからない発言が出てきましたよ?


"作ってるから" だと……?


「つ、作ってるって?」


「少し前にオーダーメイドしておいたからそろそろ届くはずなんだよね。だから当日のドレスの心配はしなくて大丈夫だよ。あ、勿論エスコートしにいくから、エリーは家で待っててね」


……だそうです。至れり付くせりですな……。


とまあ主役にここまでさせていいのかと思った今日この頃です。


◇◇◇


さて、ここからが問題だ。

誕生日プレゼント!! 何にするべきだろう。


正直この前のウィルの告白事件も解決してないのにあれやこれやと話が進んでいまだウィルとちゃんと話せてない。まあどうせふたりきりになったとしてもちゃんと話せるかは謎であるが。


とりあえず今は目の前にある課題を解決させなければ。


誕生日プレゼントといったら無難に宝石とか?

でも伯爵家が公爵家に宝石贈るってどうなのかな。どうしても質は落ちるから迷惑そう。アクセサリーか? ……真冬くん、そういうの今も昔もあんまりつけない主義だからなあ。それにネクタイピンとかハンカチとかは他の人から嫌というほどもらうだろう。


……ネタ切れだー!!




………………。


悩んでいても仕方がない。

カーラに聞いてみよう。




「何か作られたらどうでございますか? きっとフラジスト様もお喜びになられますよ」


「何か?」


「ええ、フラジスト様ならお嬢様が作られたらものなどは何でも嬉しいと思います。例え失敗してようが、形が崩れていようが」


そういうものなのか……。

何か作る……。私、壊滅的に不器用ってわけでもないけど器用ってわけでもないから……。この世界、刺繍でも何でも皆プロ並みだからどちらかといえば下手くその方に入る。

刺繍系は駄目。恥ずかしい。ならやっぱりあれかな。

前世ではよく作っていたもの、ココナッツクッキー!!


真冬くんへの誕生日プレゼントっていったら前世ではいつも何か買ったものとココナッツクッキーだったから一緒でも大丈夫か。でもココナッツクッキーだけだと足りない気もするから……万年筆でも、買っておこう。三日後だからそれくらいで許してほしい。

なんだかんだ前世とほぼ似たりよったりになるところはご愛嬌。


こっちでは厨房に立ったことないが、仮にも伯爵令嬢。簡単に許可は出ないだろうと括っていたがあっさり承諾。

「怪我には気をつけて」だそう。家に籠もりっきりだからたまにはいいだろうとのことでした。


ココナッツはなかったけど確か似たようなものがあった気がする……。先ずは素材集めから始めよう。

り仮にも公爵令息に送るものだから下手なものは送れない。

料理長さんとも協力しながら作っていくとしますか。



そしてここだけの話、成功するまでに4回かかった。


言い訳させて!!

だってこっちの世界オーブンとかないしちゃんとした測りもないし、素材も違うし……(以下略)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ