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44 衝撃の事実を上回る事実

ほんっっとうにすみません(土下座)

思いのほか忙しすぎて更新が……。これからもがんばります。

「よく来たね」


そう言われ、真冬くんに進められた席へと座る。

今日は大事な話だということでわたしのお父様、ウィル、クリス様も一緒にいる。


あの魔物襲来事件から約一ヶ月がたった。何故こんなに時間が空いてしまったかというと……長くなるのでダイジェストにお伝えしよう。


まずはじめに、突然帰ってしまった男性陣達にお母様たちが「あらー」と言いながらも、全く気にしていない様子で楽しくおしゃべりしながら馬車で帰宅。

その後は何事もなかったかのように日常生活に戻った。

強いて言えばお父様が家にいなかったくらいか。


お父様も、ウィルも、真冬くんも、王宮に泊まり込んで何かしているらしかった。何かは極秘事項ということで何も教えてくれなかったが。


と、私にできることはなにもないなあと思っていた矢先、ウィルの騎士団長就任の公表。

控えめに言って腰を抜かした。まあ薄々は前から感じ取っていたけどいきなり過ぎて、ね。


そこから急ピッチで引き継ぎの式が行われ、(最小限の人数で行われたため私は参加できず)無事ウィルは騎士団長に就任。


私はというと、連れ去られて精神的に参っていると無駄に思われている私はなかなか外に出して貰えなかったり、ウィルの騎士団長就任パーティーを家族間だけで行ったりとごちゃごちゃしていたらいつの間にか一ヶ月も経っていた。


で、今に戻ります。


「先ずは、"ギルア"の件から」


家族であるというのを無視して、この国のトップメンバーの中に何故私がいるのかというと、今回の魔物襲来事件の一番の被害者であり、また、一番の関係者でもあるらしいからだ。被害者ならまだしも関係者となると"?"となるのだが、そこも含めて説明してくれるらしい。


真冬くんの言葉に静かにうなずくと予想外の返答が返ってきた。


「"ギルア"は……魔神だ」


魔神……!!?

魔神って確か……あの数千年前にこの国を混乱に陥れたとかされてる伝説上のあれ……? 

道理であんな術式をぽんぽんと出すわけだ。


いや、ちょっと待て。その魔神って最後どうなってたっけ。思い出してみよう。

私が諦めかけていたときにウィルと真冬くんが入ってきて、、可哀想なくらいこてんぱんにやられてたんだ。最後角しか残ってなかったやつ。

う、うわあ……。魔神ももちろんびっくりだけどそれ以上に二人の力の方にびっくりする。


「魔神……だったんだね。えっと、、つ、角はどうなったの?」


「それはうちの魔法師団員達が張り切って研究を進めてるよ」


にこりと効果音のついたような笑みを真冬くんが浮かべる。

お父様、クリス様の様子からどうやら角だけしか残ってなかったのは想定外だったようだ。二人とも渋い顔してる。

まあ、角しか残ってないってことは何か特別な儀式とかやらない限り復活はしないからそれはそれでいいのかもしれない。


「俺が騎士団長に就任したのも魔神を倒したからだぞ」


あ、なるほど。そりゃあ魔神倒せたら言うことなしだわ。多分だけど人間の粋超えてたからね、あの戦い。


「そういうこと。とても不本意だけどね。だって僕も手伝ってたじゃん。ていうかほぼ僕だったよ。それをあたかも一人でやったみたいな」


「お前、失礼だな! 俺のほうが斬ってただろ。お前は後ろで援護攻撃仕掛けてただけじゃねえか」


…………私から見ればどっちもどっちだったぞ。二人とも無表情極めてたから他のことなんて頭になかったんだと思うけど。


「まあいい。その話はおいておいて、次にいく」


まだあるのか。てっきりギルアが魔神でしたーで終わりだと思ってたけど……。心臓に優しいことだったらいいな。

が、残念ながらそれは叶わなかった。



「エリーは、聖女の生まれ変わりだ」


な、なんですとーー!?!?

思わずお茶を吹き出すところだった。よく抑えた私をほめてほしい。


え、え!? 聖女の生まれ変わりっていった!?

真冬くん、いい間違えたとかじゃないよね。お父様もクリス様もウィルもよくわからない表情でこっち見てるし!!


「ど、どういう、こと? 聖女なんて記憶、ないよ?」


前世の記憶はある。それはもうする鮮烈に。だから生まれ変わりがあるってことも信じられるけど、それが聖女となると話が違ってくる。


聖女に名前はない。逆に言うと聖女という存在は世界でたった一人しかいない。

それが約5千年前の聖女。


そんなどえらい人だったの、私!?


ん? だから漢字? てことは……よくわからん。仮に私が聖女の生まれ変わりだとしてもそれが日本や中国にあった漢字に繋がるわけない。それはそれ、これはこれか。後でちゃんと(・・・・)真冬くんに聞いてみよう。


「ギルアがエリーのこと、"花嫁"って言ったの覚えてる?」


ああ、確かにそんなこと言われながら連れ去られたな、私。


「多分ギルアはエリーの魂に反応したんだね。少し前から気づいていたみたい。前にエリーを襲ったのだってそう。どういうふうに人を集めたのかはわからないけど……」


な、なるほど。

魂……うーん……、わからん!!

とりあえずこれはギルアもいなくなったし一旦解決ってことでいいのかな。


私に伝えなければいけなかったことはそれだけだったようで、このままお開きとなった。


謎は沢山あるが……ま、また今度時間があるときにでもゆっくり考えよ!


真冬くんの父、ウィスタリア公爵がいないのはお仕事です。真冬くんのご両親がまだちゃんと登場してませんが、それもまた近いうちに。

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