裏ボス?
補足:着ぐるみは顔だけ出ている感じです
「ムイムイちゃん、皆はどこに帰るんだ?」
「えとね~、おうち~」
「うん、そのおうちはどこかな?」
「あのね~、おうち貰ったの~」
ムイムイちゃんのクマ耳を撫でつつ聞いてみると、返ってきた答えは思ってたのとはまた違った。
「要領を得ないな。ムイムイ、着ぐるみ脱がないか?」
ルフがムイムイちゃんの説明では分からず、着ぐるみを脱がせて大人にしたいみたいだ。
「や~ん、えっち~!」
着ぐるみを脱がせるとエッチになるのか。じゃあその可愛い真ん丸尻尾は触ってもいいか?
「ち、違う!俺はやましい気持ちなんてない!」
「子供の言うことをいちいち気にするなよ。おうちはどこかな?ムイムイちゃん」
「うんとね~、こっち~」
俺たちを奇妙な岩に導いて、彼女が岩を五回叩く。
すると岩が観音開きに開いて、中に階段んが見えた。
「ここおうち~」
そう言ったかと思えば、彼女が階段を無視して飛び降りる!
「ムイムイちゃん!?」
シャルが慌ててのぞき込む。しかし彼女は安心した顔で俺たちに告げた。
「あの着ぐるみ、すごい服みたいだね。ムイムイちゃん兵器そうだったよ」
「じゃ、降りてみるか」
なんだかワクワクすっぞ!
「おいおい、すげーなここ!」
「本当にすごいわね。何で出来てるのかしら」
「ドワーフであるワシにもさっぱりじゃ」
「先生はあんまし驚いてないね」
「どっちかっていうと感動だな。それにこの世界は何でもアリなところあるしなぁと」
そもそもロボットとモンスター風なエイリアン、それに戦車に銃と何でもアリじゃん。まぁ流石にここの中は感動はしたけどな。
計器盤がそこかしこに散りばめられ、でかいモニターの前にはゲームのコントローラーがあったりする。お、最新ゲームあるかな?
「ところでムイムイはどこ行ったんだ?」
「ムイムイー!どこに居るのー!?」
大声でリリアが叫ぶと、クマ耳を覗かせてこっちを除くムイムイちゃんの姿が見える。
「えへへ~、見つかっちゃった」
「かくれんぼか?それよりココはどういった場所なんだ?」
ルフよ、子供をそんな雑に扱うのは感心しないぞ。
「おいルフ、ムイムイちゃんの気持ちを考えろよ」
ルフのせいでちょっと泣きそうになってたムイムイちゃんを抱きあげる。ちょっと尻尾に手が滑ったのは内緒だ。ついでにモミモミしておこう。
「ムイムイちゃん、ここがおうち?」
「うん、そうなの~」
俺は飴玉をムイムイちゃんに差し出すと、嬉しそうに答えが返ってきた。
「この素敵なおうちは誰からもらったの?このほっぺ柔らかいわね」
リリアがムイムイちゃんのほっぺを突いた感想に、俺も大きくうなずく。
「うんとね~、グランドさん!」
あのおっさん、着ぐるみ族を手なずけて世界を牛耳るつもりか!
「妖精族の一種だから、便宜を図ったのかもね」
「そもそもどうやってこの機械を作ったんじゃ?」
「案外こいつらを誘拐するためかもな」
まじかよアイツ生かしちゃおけねぇ!




