準備と過ちと
「頼むぞエサ」
「俺の名はアキラだ。エッロい彼女は随時募集中のアキラだ」
「お、おう。が、頑張れよ」
恐怖に顔を歪ませ、俺に声を掛けてきた男たちは三々五々に散っていった。どうした?俺の強さにびびったか?
「アキラ、水着楽しみー?」
「はぁ、男ってしょうがないわよねぇ」
「先生のエッチ!」
しょうがねぇだろ男なんだよ!
「ほらお前ら、エロ馬鹿のアキラは諦めろ。それより他のパーティーの邪魔になるからさっさと帰って作戦会議だ」
ルフよ、お前も叫んでたよな?それに作戦って俺エサ決定だよ?
「殲滅は何日かかるかのぅ」
え、何日も続くんでっか?
「アキラ、BAの武器は遠距離装備を増やしとけよ」
「ああ、そうだな。近接は回転鈍器くんあればいいしな」
「何よそのダサイ名前は。もうちょっとカッコイイ名前にしなさいよ」
「トールハンマーにしようよ先生」
「逆に神様に悪いわボケ」
「では天破地浄棍とかどうでしょうか」
カルロス、てんは……何て?
「じゃあエッチなアキラをお仕置き棒でー」
「お前ら遊んでる場合か。俺はコンパス棍でいいと思うぞ」
お前も遊んでるやないかーい!
それぞれ色々話し合った結果、俺の右手にマシンガンを、左手にバズーカを装備することになった。ついでにだせぇ頭を変更だ!
「あら、今回はお金かけるのね」
「ふふん、金はある。それにまだ死にたくないから金で助かるなら金を使うさ」
「旦那様、借金の返済はまだでしょうかー?」
「まってマリー、もう借金終わったって言ったじゃん!もう終わったって言ったじゃん!」
「アキラ様、こちらが今回の借用書になります」
「作った覚えのない借用書がカルロスのポケットから出てきた!?」
お前ら、何があっても借金漬けにしたいのか……。
「じゃ、それぞれ遠距離武器を準備しとけよー。解散!」
ルフの号令でそれぞれ準備に取り掛かる。俺はBAの装備を工場に発注しなきゃな。
「あ、先生、アラヌスと私で工場に注文と整備お願いしとくよー」
「お、そうか。てか流石にアラヌスでも無理だろ」
「そうだそうだ。無理だぞシャルロットさん」
「ね?お願い?」
シャルは可愛らしく首をかしげてアラヌスにお願いする。お前、その胸の谷間を見せるテクをどこで覚えた?
「しょうがねぇなぁ。シャルロットさんの頼みじゃ断れねぇな」
アラヌスよ、胸に負けたか。
「じゃ、行ってきまーす」
「おう、マジで気を付けてな?」
アラヌスが死なないようにな?
「大丈夫だよ先生。そんなに心配?」
バカとは言え、アラヌスでも死ぬかもしれないぞ?
「じゃ、いこっか」
「おうよ」
そして俺はアラヌスに敬礼をしつつ、部屋で酒を飲むことにした。
そして俺は過ちを繰り返す。




