恐怖の呼び出し
ある日俺たちはハンター協会のグランドさんに呼びつけられた。
「アキラ、お前またあの人怒らせたんじゃねーか?」
失敬な、最近何もやってないはずだ。……やってないよな?
「やはりアキラ様関係では?」
「カルロスもそう思うか」
「でもラクスの街のハンター全員集合って珍しいんじゃない?」
「他の街のハンターにも応援を頼んでるようじゃ」
え?全員でワイをフルボッコですか?
「やっぱりエイリアンと賞金首かなー」
「マリーお嬢様、俺もそう思ってました」
さて、何があるのかねぇ。
協会の中は見たことも無いほどの人数のハンターが、熱気とやる気を出しながらグラントさんの登場を待っていた。うぉ、あのおっさんとか身体から湯気が出てる……。
「おいアキラ見ろよ」
アラヌスが指さしたのは、ハイレグアーマーを着たダークエルフの女性だった。
「やっぱダークエルフは良いだろ?」
「いや待てアキラ、あっちだって良いだろ?」
ルフが指さしたのは獣人の女性で、またしてもハイレグアーマーだった。
「俺たちのパーティーは色気が無いということが分か」
身体のあちこちに激痛が走り、俺は気を失った……。
「おいアキラ、いつまで寝てるんだ」
「いてて?何か頭が痛いんですけど」
しかもちょっと前の記憶が無い。何してたっけ?
「アキラよ、女性を怒らせるような人生を歩むでないぞ」
「ゲンタ、震えてるけど寒いのか?」
「ほれ、グランドさんが来おったぞ」
カンタに起こされて、俺はフラフラになりながらも立ち上がる。
丁度グランドさんが登場。
「来週に湖の中のエイリアンを殲滅する」
俺のパーティーも意味が分からず首をかしげる。似たように他のパーティーもざわざわしだす。
「え?どうやって?」
「ふん。お前、釣りは知ってるか?」
「いやまぁ知ってますけど」
俺はグランドさんに質問すると、バカにされたような質問が返ってきた。
「なら話は簡単だ。お前が湖の上を走り回る」
「ほほう、疑似餌だってよ。頑張れよな」
俺は隣に居たアラヌスの肩を叩いた。ふむ、ロープが必要だな。
「ちげぇよ!お前がやんの!」
「えー、俺のBAは水上仕様じゃないですよボス」
「黙れ。今ここで死ぬか水の上で死ぬかどっちか選べ」
恐怖政治か!
「おいおい、あいつグランドさんに歯向かったぞ」
「反抗とかマジか」
いや、一人で死ねって言われて誰が納得するんだよ。
「残りのお前らはラクスからエサに釣られたエイリアンを殲滅だ」
誰がエサやねん。
「よっしゃー!やるぜぇ!」や「泳げる湖にするぞー!」とか聞こえてくる。
どうやら他のパーティーの士気は高いようだ。
「うおおおおお!水着が待ってるぞお前らああああ!」
欲望まみれかっ!




