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過去は裏切り、明日は増える

「うぅ、アキラひどいー」


「ひどくない。むしろ俺は優しいぞ。いかれた奴なら銃をぶっ放してる」


「カルロス助けてー、アキラが怖いこと言うー」


「お嬢様、やはりせめて一言頂けると僕たちとしても助かるんですが」


「えー、だって私死にたくないー」


 俺だって死にたくないわ!


「でも、今回は流石にやばかったぜお嬢様。その分金は弾んでもらわないとな」


「我ですら手も足も出なかった相手だから、やはり報酬は期待したいところだな」


「じゃあ、アキラ以外はお金多めに払うねー」


「俺は!?」


「借金から引いとくねー」


「もう払い終わってるだろ。あと、銀貨五十枚貸してください」


 マリーは目をキラキラさせながら俺を見上げる。目が金貨になってるぞ。


「まいどおおきに!」


 大阪弁やめーや。





 次の日、協会で予想よりも大金を貰いウキウキで戻る。


 ビルの前に来ると、どうやら誰かが立っている。そこには袴を着た美少女が立っていた。


「あ、アキラ様。お支払いをお願いしに来ました」


「来たな俺の金を狙う悪徳業者め」


「うふふ、面白いお方ですね。私は対価を頂きにきただけですよ?」


「分かってる、皮肉が言いたくなるほど貧乏でね」


 俺は銀貨五十枚をアシュリーに渡す。


「はい、確かに頂きました。ではこちらにサインを」


「ほいほい、ああ、聞きたかったんだが」


 そういえば気になってたことを聞く。


「はい、何でしょうか?」


「手紙は無事届けたんだよな?あいつら何か言ってたか?」


 ルフ達は元気だろうか。まだ数日とはいえ懐かしく感じる。


「ルフ様達のことですね?あの方々達はそのままロックベルを拠点とするようです」


 我、この世界を滅ぼすこととする。


「それとですね、『アキラの借金はチャラにしてやるから、がんばれよ』とのことです」


 迎えにこねーの!?仲間とは何だったのか!


「ふふふ、そんな顔されると笑ってしまいます」


「笑わせようとしてるわけではないんだがな」


「いえいえ、なかなか面白かったですよ。また見せて下さいね?」


 俺を芸人扱いするのはどうなのか。


「ま、そんときゃ金を負けてくれりゃいつでも顔を見せてやるよ」


「まぁ!なかなか魅力的ですね。では、(わたくし)はそろそろ失礼しますね」


 アシュリーはそのまま静々と帰っていく。


 しかしルフ達はこないのか。どうやって戻るかなぁ。


 俺はしばらく先のことを考えながら事務所(ホテル)に戻った。





「今のアキラの借金は金貨二枚になってるけど返せるー?」


「次のお仕置き手加減するから減額するとかどうだ?」


「じゃあ手加減してくれるなら金貨三枚にするー」


 増えてるぞ、俺に何のメリットがあるんだそれ。


「いいじゃねーかアキラ、金なんかなくても生きていけるって」


 アラヌスは金貨を手で弄びながら俺にバカなことを言う。


「その手に持ってる金貨が説得力を台無しにしてるぞ」


「我に良い案があるぞ」


 ほほう、聞きましょ?


「生身で戦うのだアキラ。BA(バトルアーマー)を修理する間も金を稼げるぞ」


「そうですね。それならお嬢様の借金で修理してるBA代金だけならなんとかなりそうですね。」


 いや、トサン(十日で三割)だと厳しいと思うんだが。


「じゃあ、アキラは明日から生身でー。あ、武器あるー?」


「護身用のハンドガンしかないな。使って無いのがあれば貸してくれマリー」


「まいどおおきに!」






 また借金かよ!

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