大和撫子の怖さ
「アシュリー様!」
カルロスがシュリーに声を掛ける。もしかしたら助かるかもしれないと淡い期待が。
「ご依頼の手紙の配達を終了致しました。今お暇でしたらこちらの羊皮紙にサインをお願いします」
「逆に聞くけど暇に見える!?」
なんで暇か確認するんだよ。
「アキラ、俺がサインしとくから助けを呼んでもらおう!」
おお、アラヌスが素晴らしいアイディアを!
「では、こちらにサインを……。はい、これで依頼は完了しました」
その間もカラスは俺と後ろの仲間に弾丸を撃ってくる。あまりの銃撃の数に盾に穴が開きそうだ。
アシュリーさんは片手で弾丸受け止めてるんですけど……。
「アシュリー殿、エイリアンを倒す方法か追い払う、どちらか以来できぬか?」
「はい、どちらでも大丈夫ですよ」
「そりゃ良かった、ならカラスを倒してくれ」
アシュリーさんは片手で弾丸を受け止めれるほど強いなら、このまま殲滅できるだろう。
「では、こちらにサインを。依頼人はカルロス様。以来金額は銀貨五十枚で支払いはアキラ様ですね?かしこまりました」
「かしこまるな!カルロスお前っ!」
「緊急事態ですアキラ様、このまま全滅するよりマシです!」
「それで俺が金払う道理あるぅ!?」
「良いから払えよアキラ!」
俺の金が俺の許可なく消え去っていく。命より金が高い……。
「では、これよりカラスの殲滅を始めます」
彼女は俺のBAの前に立つと、袖から大きな赤黒い鎌を取り出した。
その間も彼女は片手で弾丸を受け止める。バケモンか。
「今その鎌どっからだした!?」
「乙女の秘密にございます」
見た目は大和撫子なのに持ってる武器がおかしいぞぅ。
「いきます」
静かに両手に鎌を後ろに引き、カラスのマシンガンが当たっても気にしない。
「弾丸がカンカン言うてはりまんなぁ。アユリーはん、アンドロイドどすえ?」
アラスヌ、お前の言葉はとても面白い。
しかし、すごい光景だな。
「はぁっ!」
彼女は両手に握った大きな鎌を横に振ると、気持ちの悪い色した衝撃波らしきものがカラスに向かって解き放たれた。
え?カラス全滅したんですけど。俺の目がエイリアンにやられたかな。
「これで依頼は完了と致します。あ、こちらにサインをお願いします」
「ふー、助かったぜアシュリーさん。この後暇?」
サインをしつつナンパするダークエルフ。お前あれ見ても口説けるのか。
「申し訳ございません。仕事が溜まっておりますので」
「ナンパ失敗だな、アラヌス。日頃の行いが悪いからだぞ?」
俺はボロボロになったBAから降りてアラヌスを揶揄う。
「それではアキラ様、後日お伺いしますね」
「ああ、今回は助かったよ。また何かあったら頼む」
「え?アキラ様がナンパ成功ですか?」
カルロス君、後日金をとりにくるって意味だぞ。
この後マリーをめちゃめちゃお仕置きした




