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再びの四つ脚

仕事が休みになったので投稿します

 朝から草食動物のごとく野菜をたっぷりと食べ、皆でホテルを出る。


「昨日ホテルだったけど、今日から私のお家ねー」


「え?ホテル暮らしじゃないの?マリーは金持ちなんだな」


「お嬢様はアラヌスさに気を使ってホテルで宿泊されたのですよ、アキラ様」


「流石マリーお嬢様、俺なんかのために有難うな!」


 アラヌスよ、止めを刺すような命令をしたのはマリーだということを忘れてないか?


 そして歩き出す一行。馬車とか車とかないの?ねぇ。


 この世界は歩け!さもなくば歩け!と言わんばかりの世界だな。


「じゃ、今日はそのお家とやらに荷物を置いてエイリアン退治の流れか?」


「うん、アキラが仲間になったんだし、連携の確認もー」


 俺との連携確認か、そりゃ大事だな。


「まぁ、俺は前の仲間だと盾持って味方を守る役だな」 


「俺たちの攻撃に合わせて攻撃しろよ?」


 アラヌス(筋肉バカ)め、俺はゲームでいうタンク(盾役)だって言ってるだろ!


「我らの連携の前では、盾も不要かもしれぬな」


 お前らはサラダ攻撃という連携は息ピッタリだったもんな。


「着いた、ここが私のお家ー!」


「でっかいビルですね!」


 中世ヨーロッパに出てくるお屋敷だろ?とか思ってた俺が目にしたのは、またもやビルだった。


 中に入ると様々な種族が大勢で出てくる。全員黒いスーツらしき服を着た、強面(こわもて)のおっさん達ばかりだ。


「ただいまー、この人はアキラさんだからよろしくねー」


「へい、お嬢様!さ、荷物はこちらに!」


 マリー達の荷物を受け取り、ついでに俺の荷物も預けようとすると「チッ」と舌打ちされた。


「お前、マリーお嬢様に手を出したらコンクリで湖に沈めるからのぅ」


 小声で脅迫されました。あ、これヤ○ザだわ……。


「じゃ、今からエイリアン退治行ってくるねー。皆よろしくー」


 マリーはヤ○ザに手を振り、俺たちを伴ってホテルをすぐ出る。


「では、偉大なる赤竜様のため、エリアン退治と行こう」


 ゲンタが気合を入れた。これは血の雨が降る予感!






 湖の街ラクス周辺の林で戦闘、エイリアンはこれまで以上に強かった。


 見た目は亀と蛇であり、顔から触手が出ている。うへぇ、気持ち悪い。


 時節、鹿のようなエイリアンも襲ってくるなど、戦闘は苛烈を極めた。


「あの日エリアンに襲われなかったのって、奇跡だったんだな!うわっ」


 俺は何度も盾ごと吹き飛ばされる。


「なんだってこいつら!こんなに強いんだ!」


「アキラ、無理しちゃダメー!」


 そう言って後ろからマシンガンをぶっ放すマリー。それ、俺にも当たってるんやで?


「グハハハ!偉大なる赤竜の下僕である我の前に敵は無し!」


「おらおら!俺の拳は痛ぇだろ?」


 ゲンタは前回一人で賞金首を倒したのを見たので、強さは知っていた。


 しかし、意外と言ってはなんだがアラヌスもまた拳一つでエイリアンを倒す強さなんだな。


「あまり大きな怪我はしないで下さいね」


 カルロスは回復要員なので、マリーと一緒に後方で待機だ。


 様々な触手型エイリアンを倒し、やっと一息つく。


「こういった時が一番危ないのだアキラ。気を付けろ」


「そうだぞ、そもそもその火炎放射をなぜもっと使わないんだ」


「お前らに当たるからだろ!」


 金ができたら近接武器に変えるぞ絶対!


 俺はたまにしか使っていなかった火炎放射器を売ることに決めた。


「マズイ」


「うん?どうした?」


 ゲンタが緊張した顔で周辺を窺う。もしかして、また賞金首ですか?


 その予感は当たっていたらしく、林の隙間から四つ脚が出てきた。今までと違い、上はまるでBA(バトルアーマー)のようなロボット調な見た目だった。


「うっはー、強そうー!」


 マリーは意外にも動じておらず、マシンガンを俺の背中に撃ってきた。


「いで!いででで!」


「あ、間違えた」


 しばくぞこのガキ!


「遊んでいる場合ではないぞ、アキラ」


 そう言ってゲンタは曲刀を振りかざし、賞金首に襲い掛かる!


「うおぉぉぉぉ!」


 しかし、四つ脚もただ黙って切られるわけもなく、後退しながらゲンタに向かって右手のバズーカらしきものを撃つち放つ。


「下がれゲンタ!俺の後ろに!」


 爆風を覚悟し、俺は前に出る。


 アラヌスはいつの間にか四つ脚の側面、奴の左側に攻撃を仕掛けようと拳を振りかざす。右手側なら尚良かったが、連携を考えると仕方が無かったのかもしれない。


「我には偉大なる赤竜様の下僕にバズーカなど効かん!」


 しかし、四つ脚は撃った武器から出たのは弾では無く、吹雪のような冷気だった。


「なんだそりゃ!そんなもんで俺達を倒そうってのか!?」


 俺は勝ちを確信した。しかし、偉大なる赤竜様の下僕は何も言わなかった。


「ぬぅ、おやすみなさい」




 


 

 ゲンター!寝るなゲンター!

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