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湖の街ラクス

 俺が拉致されて一週間、魔車に揺られてラクスの街がある湖に到着した。あ、怪我も治りました。


「おー!ここが湖のマリタクスか。想像以上に綺麗だな」


「でしょでしょ?ここが私たちの活動拠点なの」


 へー、道中のエイリアン退治はゲンタ(リザードマン)とカルロスが倒してたが、どうやら二人とも結構強いみたいだ。アラヌス(ダークエルフ)?あいつも強いんじゃね?バカだけど。


 ラクスの街は壁に湖の真ん中にあり、さらには大きな壁まで存在している。これなら並みのエイリアンは入ってこれないだろう。


「マリー、これどうやって入るんだ?橋も船もないんだが」


「ふふふ、こうするの!」


 彼女はアラヌスを呼びつけ、湖を指さす。まさかね。


「船を呼んできてアラヌス」


「お、俺はまだ怪我をしてるんですお嬢様!あ、押さないで!」


 彼は湖に落とされた……。









「遠くから見えてたけど、今までで一番すごい街だな」


 アラヌスの犠牲により、大きな船が俺たちごと魔車を乗せ、ラクスの街に入れた。駐機場に魔車とBA(バトルアーマー)ごと止めて、宿屋を目指し歩き出す。おお、人が一杯だ!人混みとか地球以来だよ!


 そこには今まで見た崩壊したビルではなく、十建てほどのビルが連なる。おー、文明!


「うんうん、皆始めはそういうよ」


「我はココ以外をあまり知らなんだが、他はそこまでひどいのか?」


 ゲンタは赤い鱗を光らせて前を歩きながら聞いてくる。


「ああ、俺が初めに居た街はビルの上が吹き飛んでいてな?」


「ほぅ、やはりエイリアン共に仕業であろう」


「だろうな。ところで宿屋って遠い?アラヌス死にそうだけど?」


 アラヌスは白目をむいたまま歩いている。ゾンビっぽくてすげぇ怖い。


「カルロス、回復してあげてー」


「はい、お嬢様」


 え、カルロス回復使えるの?なんで俺にもしてくれなかったの?


「僕の回復魔法はあまり効果がないんですよ、アキラ様」


「そうなのか。あまり怪我しないように注意しておこう」


 やっぱり種族ごとに適正とかあんのかな?


 そうこうしてると宿屋に到着し、マリーが全員分の金を宿屋の受付に渡す。いや、これはホテルといったほうがいいかもな。


「じゃ、アキラはハンター協会に用があるんだよね?カルロスに案内させるね」


「おう、ゴブリン退治のお金貰ってくる。よろしくなカルロス」


「はい、ではこちらですアキラ様」


 俺たちは協会に向かって人混みを歩き出した。お、美人はっけーん。こういうのが楽しみだよね?







「ボス、ロックベル周辺のゴブリン退治の金下さい!」


「装置をよこせ。ゴブリンに十匹の報酬は銀貨二枚だ」


 銀貨とかどうしたボス!デレたのか!?


「俺は忙しいんだ、早く出ていけ」


 大体いつもの返事を貰いつつ、協会の前でカルロスに訊ねる。配達人とやらはどこだ?


「配達人は隣のビルですね。案内しましょう。しかし大丈夫ですか?」


「何が?というかお金の心配か?」


「ええ、アキラ様が思っているより高いと思われますが」


「ぎ、銀貨二枚で足りない?」


「ええ、最低でも銀貨五枚ほどは必要かと」


「お金貸してください!」


 俺は獣人ショタっ子に土下座した。周りの人が何事かとこちらを窺うが、プライドなぞとうに捨て

たわ!


「や、やめて下さいアキラ様!分かりました、分かりましたから!」


「ありがとうカルロス。この恩はいつか返すぞ。金は返すか分からんが」


「そこは返すと仰ってください。ではこちらです」


 俺はアキラに連れられ、配達人が居るという隣のビルに入った。


「BARやんけ!」


「BARというのは分かりませんが、配達人はこちらに大体おられますね」


 しぶいおっさんが出てくるんだろ?もうわかってるよ。


「あ、あちらの方です」


 カルロスが見やる方向には、袴を着た銀髪の女の子がカクテルらしきものを飲んでいた。


「こんにちはアシュリー様。今よろしいですか?」


「こんにちはカルロスさん、ええ、今大丈夫ですよ。お仕事の依頼ですか?」


「ええ、こちらのアキラ様が手紙を出したいそうです」


「紹介に預かったアキラだ、おっさんだと思ったら美人でびっくりしたよ」


「アシュリーと申します。お褒めに預かり恐縮ですわ」


 彼女は椅子から立ち上がったあと、丁寧なお辞儀を見せる。大正ロマンな服装と相まって日本を思い出させる。なんちゃって侍よりイイネ!


 カルロスに借りた金と俺の金を、魔車で書いた手紙と一緒に渡す。


「この手紙をロックベルの仲間に渡して欲しい」


「ええ、畏まりました。はい、代金も確かに。ご友人の特徴をお教えください」


 俺は仲間の特徴を伝え、もしすれ違った場合なんかも聞いてみた。


 すると、普通なら会えずにすれ違った場合でも料金の返済は出来ない旨を伝えられた。手紙はそのまま破棄だそうだ。まぁこんな世紀末みたいな世界だしな。


「ですが、それは普通の配達人の場合です。(わたくし)は手紙を確実にお届けいたします」


 彼女はまっすぐと俺を見つめ、にっこりとほほ笑む。


「おお、惚れてしまいそうな笑顔だな。ま、アシュリーさんを信じるよ」


 と俺はワイルドな笑顔で返す。


「アキラ様、そのお顔はやめたほうがよろしいかと」







 誰が不細工か!

頑張って二千文字書きましたが、一話につきこれが限界です。次も書けたら投稿します

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