表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/76

閑話:減額

 BAを手に入れて数日、俺は仲間から『痛みに慣れとけ』と言われ一人荒野に来た。


「痛ててて!」

 俺はBA(バトルアーマー)でネズミ狩りに一人で来ていた。

「BAに痛覚設定つけた奴、絶対バカだろ!痛てぇ!やめろバカ齧るな!」

 エイリアンという名のネズミが徒党を組んで俺の大事な脛を齧る。ぐお、そこは大事なところ!

 無理やりネズミを引き離し、バズーカを撃ち込む。三匹ほどネズミが死んだが、残りの弾ががもう無い。追撃しようにも徒手空拳だ。


「うおぃ、もう弾がねぇよ。ゲームならもうちょっと弱い敵がでるのに!」

 ルフが言うには、ガレキの街周辺は思ったよりエイリアンが強いらしい。

「くっそ、俺のカラーテを喰らえ!」

 もう蹴るか盾で殴るしかなくなった俺は、自棄になりBAより小さいネズミを踏みつける。

「奥義!大地を踏みつける技!敵は死ぬ!」

 そんな技は無いが、心の持ちようである。この戦法、安くていいんじゃない?ちょっとぶちゅっとして気持ち悪いけど。


 やっと残りのネズミ(三匹いた)を全滅させ、俺はネズミを回収し街に帰る。

「全部で十匹か、銅貨五枚か。割に合ってるのか?このエイリアン」

 蛙のおっさんに売っても銅貨十枚。異世界は大変だね。





「よう兄ちゃん、今日は大量だな」

「おうおっさん、今日も買い取り頼むぜ」

 俺は蛙のおっさんに言うと、とんでもない返事が返ってきた。


「あいよ、八匹で銅貨四枚でどうだ?」

「おいおい、十匹あるだろ?目が腐ってんのか?」

 ペラペラになったネズミを見せる。敷物に良いんじゃないですかね?


「ダメだな、食えないネズミは買い取りは拒否だ」

 ミミズの煙管を咥えて、無情にも告げる。

「しょうがねぇ、それで頼む」

 ちきしょう、バスーカー避けられなかったら踏みつけなくてもよかったのに!

 

 俺は銅貨一枚を損失した悲しみを背負い、ハンター協会に重い足取りのまま辿り着いた。

「ボスー!ネズミ討伐のお金下さい!」

「ふん、装置を渡せ」

 俺は言われるがまま装置を渡し、銅貨九枚の使い道を考える。酒と宿屋で消えるけどね!


「ほら、ネズミ十匹で銅貨二枚だ」

「何でやねん!三枚どこ消えたねん!」

「文句があるなら金は無しだ」

 ボスは理不尽だ。





 なんでやねん!

本日の更新は終わりです。

お読みいただき有難う御座いました。良ければ評価もお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ