表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/76

閑話:魔法

「魔法が使いたい?」


 この世界に来て数日、俺はリリアに魔法を教えを請うた。


「おう、もしかしたら俺も魔法が使えるかもしれないだろ?」


「人間に適正があるのはごく少数よ?魔法の威力はエルフより劣るし」


「それでも使ってみたいんだ、頼む!」


 しょうがないと彼女は立ち上がり、一緒にガレキの街を出る。


「魔法はね、気合よ気合」


 脳筋みたいなこと言い出したぞこの女!


「うおー!魔法を使うんだー!って思ったら使えるわ」


 俺は彼女の評価を下げた。なんだうおーって。


「ほら、変な顔してないでやりなさい。出来るかどうかまずは試してみないとね」


「よし分かった。うなれ俺の小宇宙(チカラ)よー!」


 君は、小宇宙(チカラ)を感じたことはあるか?


 俺は無いです。


「ほら、気合が足りないわよ!もっとよもっと!」


「うおー!酒は命よりも重いんだー!」


「それは気合じゃないでしょ、それと今お酒飲みたいとか思ったでしょ」


 だって気合とかおかしいじゃん?体の中にある魔力がどうたらとかじゃないんだし。


「もう、真面目にやらないなら終わりましょ?」


「はあ、俺には使えないってことが分かっただけで充分だ。有難うリリア」


 開始数分で諦めたが、彼女は嫌な顔一つしなかった。良い女だな。


「魔法は才能と種族と運よ、仕方がないわ」


 彼女は魔法を使うべくライフルを構える。


「ライフルが杖みたいなもんか?」


「杖?まぁそうかもね。イメージしやすいのよ、これだと」


 イメージとな?気合はどこいった。


「水と風はイマイチ使いづらいけど、炎と土は便利なのよね」


 と何気なく呟くとライフルを構えた数メートル先に炎が上がり、さらには土魔法により岩が出現する。当たると痛そうだな。


「おー、やっぱ凄いな。しかし水はともかく風は言うほど使い辛いか?」


「だって、突風がせいぜいよ?」


「目に砂でも入れば、エイリアンでも目つぶしになるんじゃないか?」


 その発想は無かったと驚き、彼女は風の魔法を俺に向かって打つ。


「目に!砂利が目に!」


 某大佐のようになった俺は、彼女をぶん殴るべく鉄パイプを振り回す。


「ふふふ、これいいわね。アキラのお陰で良い勉強になったわ。礼を言うわ」


 彼女は笑い声で俺に礼を言った。





 この恨み忘れんぞー!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ