大人に戻った悲しみ
「金が無いので、そろそろ賞金首なり雑魚エイリアンなり倒したいです!」
俺は朝から仲間に告げると、面倒だと言わんばかりの顔で見られた。解せぬ。
「金が無いのはBAの修理だけだと思っているのか?」
「それ以外に何かあるか?」
俺は朝から酒を飲みつつルフに返事をする。迎え酒は美味しいね!
「そもそも金が無いのはお前だけだぞ」
「お前らが俺から金を奪うからだ」
「借りた金は返す、当たり前だよな?」
昔の地上げ屋みたいなセリフをッ!
おれは手にした酒をグビっと飲んだ。
「ソレ!そのお酒がアキラのお金が無い原因なのよ!」
「ちょっと何言ってるか分かんないです」
カンタとセリフが被った。こいつも朝から酒を飲んでいるからな。
「そもそもお兄ちゃんの体はまだ子供のままでしょ?」
「ムイムイちゃん、良い質問ですね~」
「先生、いつ戻るの?」
昨日店員から『温泉に入るのをやめて普通の風呂に入ると戻る』と聞かされ、無理やり部屋の風呂に入れられ俺です。もう混浴は出来ないんだね……。
あ、ついでに店員から聞いたらそろそろ戻りますよとのこと。
お?体がむずむずし始めた!
パーンッと服がはじけた……。
俺は見られる喜びを見出した!
皆に罵られながら部屋に戻って服を着て、そのまま食堂でまたしても合流。この時堂々と部屋まで見せるのが(ストーリー)キングです。
そして改めて金の相談である。しかし返ってきた言葉は「きをつけていってこーい」と一人で討伐行ってこいとのお言葉。
俺が死んだら、墓には女の子を寄こしてください。そんな軽口を叩き宿屋を出る。
取り合えず、情報集めするべくハンター協会に向かった。
「ボス~、何か雑魚いエイリアンの情報下せぇ」
「帰れ」
一言で終わらそうとするのやめません?会話出来ないコミュ障か。
「そんなこと言わずにさ~、何か情報くれよ~」
「……今日はお前ひとりか?ならゴブリン部隊の情報がある」
一人で部隊をあいてとかアンタあほですか。
「そもそもゴブリンって強いんですか?」
「BA乗りなら倒せるはずだ。街から北にある草原で出没情報がある。ほら、行ってこい」
「イエッサー!討伐してまいります!」
俺はグランドさんから逃げ出すように協会から出た。よし、頑張るぞ!
修理が終わっていたBAは思ったより好調で、これならやれると思わせる性能だった。
「これなら一人でも何とかなりそうか?」などと呑気に草原を歩く。
そして、しゃがめば人が隠れるほどの草むら辺りで足を止め、様子を伺う。
ガサガサと聞こえた!この異世界に来たファンタジー生物とのご対面だ!
「グゲゲゲゲ!」
「おお、緑色の醜悪な化け物め!……緑?いやこれ迷彩色したゴブリンですやん。
すると何匹ものゴブリンという名のエイリアンが現れる。手にはハンドガン、マシンガン、手榴弾等々……。
「お前ら軍隊か!あ、部隊か」
「グゲゲ!グゲー!」
こら激戦になるでぇ!
「死ねぃ!汚物は焼け死ねぃ!」
「グギャギャ!」
「あ、ヤメろその銃は痛い!痛いから!」
カンカンとを盾やBAに当たるも、棒で強めに突かれた痛さが俺を窮地に追いやる。人間って痛いと冷静な判断無理だと思う。
「くそッ!早く俺の金になぁ~れ!」
どう聞いても外道なセリフを吐きつつ、俺は何匹目になるか分からないゴブリンに火をつける。
「グギャー!グギャギャ!」
「ゲハー!手榴弾が超死ねる!何それずるい!」
「ギャッギャッ!」
「てめぇ笑いやがったな!絶対許さない!」
かれこれ一時間ほど戦ったであろうか、やっと迷彩色のゴブリンを倒し切った。
今回は俺の海野悪さ予想してた通り、紫色の液体となって地面へと消えていった。
「はぁはぁ、何匹始末したか分からんが、もう金が安くても良い。早いとこ帰ろう」
俺は急いでへ帰ろうとすると、百メートルほど先に無限軌道の何かが見えた。
「賞金首!」
戦車とかマジか。
続き明日に投稿します。(ストーリー)キングは表記的に間違ってますが、主人公はアホなので合ってます。本当はStreak+INGです




