親方の最高傑作
朝から親方の使いから修理を終えたことを告げられ、修理工場に仲間を連れて向かう。
「いくら何でも早すぎだろ?どんな魔法を使ったんだ親方」
「アキラ、お前何か変な事教えたんじゃないか?前の世界の知識とか」
「教えたわ、確かに教えたわ。まぁいいか。あの親方なら安心だろ」
ポケットから取り出した飴玉を口に含み、俺はあのドワーフを思い浮かべた。
職人って感じがしたし、あの親方なら大丈夫だろ。
「あー!飴玉頂戴よ。約束したでしょ!?」
仕方ないのでリリアとついでにルフにも渡す。二人は嬉しそうに飴玉を頬張っているが、残りの仲間死を感じる視線に気づいているのだろうか。
そうこうする内に修理工場に辿り着くと、親方が工場の前で喜色満面で立っていた。
「やっと来たか!寝る間も惜しんで作ったワシの最高傑作を見よ!」
わざわざ白い布がBAに掛けられていた。それを弟子と思しきドワーフ数人が、親方の合図とともにその布を取り払う。
「見よ!ワシの生涯最後にして最高傑作を!」
仲間はBAを見上げ、そして笑った。
「なんでモヒカンにしたの?ねぇなんで?」
「チョンマゲとやらを作りたかったんですが、どうせなら恰好良いと思いまして」
「なんで火炎放射器なの?あと盾捨てて何を持ってるの?俺の盾は何処にいった?」
「あれは魔素補給装置と申しまして、空気中にある魔素を集め、火炎放射器に永続性を持たせました。エイリアンを地上から消毒されると聞きましたので」
反省しているのか、項垂れつつもドワーフらしからぬ口調で返事をする親方。
「分かった。色々分からんが分かった。最後に一つ。アレはなんだ?」
「あれこそがワシの最高傑作。股間マシンガンじゃ!」
「お前反省してねーだろ!何が傑作だ傑作なのはお前の頭だ」
「な、何が悪いんじゃ!?エイリアンにそこを齧られたら死ぬかもしれんのじゃぞ!?」
「盾捨ててまで付ける装備かッ!」
「いや、聞いた話から火炎放射器が好きと思ったから盾を外したんじゃが……」
ヒャッハーな世界を少し話しただけで、なんで火炎放射器が好きになると思うんだコイツ。
「こ、今回は修理費用をまけるから許してくれんか?」
「なら股間は絶対外せ!火炎放射器は今回見逃してやる。あと左手の魔素補給装置とやらは背中にでもつけてくれ。盾も高かったんだから返せよ?」
「分かりました。今回は大変申し訳ございませんでした」
親方は真摯に謝ってくれたので許すことにした。火炎放射器もゲットだぜ!
お前は今日から『股間マシンガンアキラ』だ。エイリアンを股間でぶっとばせ!とかルフが言うので腹パンしておいた。皆は爆笑してたが許さんぞ!
あ、モヒカン忘れてた
重複しているところを削除しました。何が原因なんだ




