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未来がずっと、ありますように  作者: おじぃ
百合丘花梨の日常2

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敵キャラは決まっておじいさん

 夕方から朝方はひんやり、昼間は暖かい東北の春。仙台にも近く桜が咲くだろう。


 じいちゃんが他界し、日中はひとりぼっちのばあちゃんを心配しつつ帰省した私、衣笠未来。


「よーし、よしよしよしよし。倒れた倒れた」


 ばあちゃんはひとり、昔懐かしいテレビゲームを大層楽しそうにプレイしている。路上で格闘するゲームで、自キャラは色々使うが、敵キャラは決まっておじいさんを選択。それを一日何度も倒して悦に浸っている。特に好きな技はジャーマンスープレックス。


 ちなみにハードもソフトも、ばあちゃん自ら市街のリサイクルショップで買ってきたらしい。


 ゲームに満足すると、今度はテレビをインターネットに繋いでVTuberのアーカイブ動画を視聴。福島県を中心に地域の魅力を紹介するご当地VTuber『うつくしまももか』がお気に入り。


 うつくしまももかは地域情報のほかに雑談やゲーム配信を行い、ゲームで横暴なキャラクターと対峙すると穏やかな口調が一変、私などは到底口にしない汚い言葉を吐きまくる。そこがばあちゃんのツボに嵌ったらしい。


 ばあちゃん、物凄く我慢して生きてきたんだね。私ももっとお手伝いをすればと思ったけれど、実家暮らしのときはじいちゃんの宴会の食事の準備などを散々手伝った。


 じいちゃん、老害オブ老害だ……。


 薄々、いや濃厚に思ってはいたけれど。


 畑仕事以外はほぼ強制インドアだったばあちゃん。最近はバスに乗って長町ながまちのショッピングモールに出かけたり、観光客に混じって牛タンを食べに行ったりしているらしい。


 せっかく帰省しているのだから、存分にばあちゃん孝行しようと思う。

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