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レオ兄様の腕の中でぐずぐず泣いてしまった私を、落ち着くまで2人は待っていてくれた。
「ずっ、・・・ずっと会いたかった、ルー。」
「ルー?」
「僕の下町での名前だよ。僕も会いたかったよ。綺麗になったね、ロッテ。」
「私の妹は昔から綺麗で可愛いです。」
「好きです。ずっと、好きでした。」
「ちょ、ダメダメダメ!シャル本気で言ってる?!」
「・・・・言ってる。ルーは私の初恋の人で、間違じゃない。」
「レオがいる中言うのも、少し気恥ずかしいけれど、僕もずっとロッテを探していたんだよ?まさか“幻姫”だとは思わなかった。ライとの仮婚約が続いているのも、これが関係している??」
「はい。お互い、好きな人がいるのは知っていましたから、決着がつくまでは仮婚約者のままで、ライ様が成人の儀式が終わるまでは仮婚約者で間に合わなければ、お互い結婚という話をずっとしていました。」
「ライを呼ぼうか??」
「お互い、うまく言ったかわかりませんし、お相手がラザルート様だった場合解決すべき事もたくさんあるように思えて、今から、ライ様と作戦会議です。」
レオお兄様の腕の中にいるまま、泣き声のまま話す。
泣いて、ちょっとぼんやりするけれどまずしなくちゃいけないのは、ラザルート様のお気持ちを聞く事。その次にライ様と話をして、仮婚約が本婚約になるのか、解消されるのか。
の話をしなくてはならない。
政略結婚の場合、残るのはルイ王弟殿下になる。
何せ、ラザルート様に振られた場合だ。
「ラザルート殿下、私と婚約していただけますか?」
「ふは、それはこちらのセリフだよ?相手が僕でいいの??覚悟できている?」
「・・・はい。できてます。」
「それじゃあ色々と手続きをしないといけないね。どちらにしてもロッテが王家に嫁ぐ事は変わらない事だったしね。」
「はい。それは知ってます。侯爵家のお兄様方だった可能性も知っています。」
「わかった。じゃあ、父上には俺から話しておくよ。シャルも今日は部屋に戻って寝なさい。添い寝しようか??」
「そこまで、幼くありませんし一応いい成人してますわよ?」
「でも、可愛い妹には変わりがない。ライラック殿下とはいつ話すんだ?」
「明日私から話します。向こうの2人もうまくいっていると思うのですが・・・・・・。とにかく目が腫れてたら、ライ様に何を言われるかわからないので、私は退出してもよろしいでしょうか?」
「うん。今後の事はゆっくりと話そう。僕も父上達にはそれとなく話しておくよ。」
「ありがとうございます。」
「俺送ってくるわ。」
「あぁ。」
レオ兄様にエスコートというより姫だきをされて、王城の自室に戻ってきた私は、レオ兄様から簡単な事情説明をマリーに迫られたお兄様を放置して、ソファに座った。
ライ様とメリーは両思いだだろう。
無自覚だっただけで。
ライ様に手紙を書いて封蝋したあと、レオ兄様が届けてくれるというので、兄様に手紙を渡して、私はマリーたち侍女によるスペシャルケアを受けて、目が腫れないようにしてもらたった。




