終わらない恋になれ
メリーがライ様の招待でオステンからフレイアスにやってきたのは昨日。
ライ様のソワソワの仕方が面白くて、図書館で再開して別れた後、ニヤニヤ笑ってしまったのは本当のこと。
昔から、メリーはライ様が好き。
ライ様だって、なんだかんだ言ってメリーが好き。
両片思いをしている相棒に、なんで告白をしないのか?と尋ねたことがある。
戻ってきた返事は“シャルを近くで守れる人間がいなくなる。変な虫が寄ってくる”と言うもの。
仮婚約は19歳になる歳の成人の儀式が終わった後、国王の生誕祭の時に発表するのでそれまではお互い仮婚約者でいようと約束をしたのだ。
「あ、ライ様私実家に帰らせていただきますね。ジェフリー先生に会いにいってきます。ルーが明日来るらしいので。」
「あ?急だな。日帰りか?」
「自分の恋はうまくいってるんだから、私が私の恋のために動いて何が悪いの?」
「悪いとは言ってないだろう?護衛は?俺も着いて行こうか?」
「私の護衛が強いのは知っているのでしょう??私より強いのよ?だから大丈夫。それよりメリーへのドレスや装飾品の準備はできてるの??」
「抜かりなく。」
「まぁ、でしょうね?ウッキウキデレデレで候補から選んでたものね。」
「今回3人でお揃いになるか、今準備してしている物で対応するか・・・。」
「相手は貴族なのか??」
「先生から見たら、いいところのボンボンって言ってるけど、伯爵家から上ってことじゃないかな?宣誓自身が、伯爵家の次男だから。会場であって、公式発表ってバタバタしすぎでしょ?」
「俺は、侯爵家のにいちゃん達か、兄貴であって欲しい。超絶安心!」
「それは、会ってみないとわからない。」
紅茶を飲みながら、今日の公務の資料をまとめていく。
「という事で明日は私1人で頑張っていって来るから、護衛はわからないようにつけてよね?」
「OKー分かった。頑張ってこい。」
「結果が分かりきっている2人の両片思いが見れないのは残念だけれど、私たちも次に進まないとね?」
仮婚約者に関しての話をして、ライ様は仕事を早急に終わらせて、メリーの元へ向かった。
本当に本命と両思いとわかると相手にべったりになると聞いていたががここまで露骨とは思わなかった。
翌日私は町娘の格好をして、ジェフリー先生の診療所に約束の時間より早く到着してしまったので、薬草の仕分けを手伝っていた。
「ロッテでも緊張しているのか?」
「そりゃします。何年振りの再開だと思うんですか?十数年振りですよ??お互い覚えていたことがびっくりです。」
「ルーは社交界でも探ししていたそうだぞ??」
「私、社交界でてないですもん。」
「そういえばそうだったな。俺もロッテを見かけたことない。」
「出ていませんでしたから。たまにに“ロッテ”では、出席していましたよ?実家の分家の子供として。」
「それは、俺が見落としていたな。」
「だと思います。」
そんなくだらない話をしていたら、ふわっと熱風を感じると、転移陣が現れて長身の男性が現れた。
ちなみ私の護衛は外で待機をしている。
「ルーきたな。こっちが、ルーが会いたいと言っていたロッテ、だ。あの時お前さんを拾ってここまで連れて看病してくれた娘だな。ロッテもルーのことを探していたから丁度いいだろうから、《《本来の姿で》》話したらどうじゃ?防音魔法は張っているぞ?」
「成人の儀式受けてから色々変わりましたが驚かないでくださいね?」
パチン。
外見を違う色で染まっていた頑張って、プラチナブロンドとチェリーピンクの色彩に変わる。
ルーはというと、アイスブルーの髪にラベンダー色の瞳をしている。
あれ?この顔どこかで・・・・・・。
「王国の尊き星、王太子殿下にお目通りに叶い、身に余る光栄に存じます。」
頭が理解をするやいなや、口上とカーテンシーをした。
ライ様の予感があたりましたわね。
「久しぶりだね、元気にしていた?エレノアール令嬢」
「はい。日々ライ様には振舞わされていますが、元気に過ごしております。」
「なんで、初対面な話をしているんだよ、あれだけ毎日喧嘩をしていたくせに。」
「大人になりましたから。」
ふふんと胸を張れば、2人は笑い出した。




