小さな冒険
五歳の魔術測定で風と火ののに属性があったことがわかった私は、兄様達と一緒に魔法の練習をして髪色と瞳を変えれる変装をすることができた。
そして、アル兄様と一緒に護身術の稽古もしている。
そうしてあっという間に3年の年月が経ち私は、8歳になった。
この頃の私は、外への好奇心が旺盛でよく次女や両親兄様達の目を潜り抜けて変装をして城下町、エレノアール領の下町に遊びに出掛けていた。
領民は私の姿を見たことはない。
お披露目はされたのは貴族や大店の商家の当主くらいしか私の名前を知らない。
なので、髪の毛と瞳の色を魔法で変えてしまえれば、誰も気づかないだろうと思っている。
まぁ、お父様もお母様もきっと私が屋敷を抜け出しているのは気づいているとは思っている。
それでも自由うにさせてくれているのは、私が貴族のお茶会には一切出席をしなくなったからだろう。
本来であれば、貴族の縦のつながりをと思われるが、王族に継ぐ貴族家に産まれているので最低限の義務は果たすけれど、基本的に自由にさせてくれる。
この下町で出会ったのは、医師をしているジェフリーという男性医師に薬草の使い方や、魔法の使い方も一緒に教えてもらうのだ。
出会いは、私が下町の子達に絡まれていたところを助けてもらったのが始まりだった。
「ジェフリー先生!!今日もお願いします!!」
「ロッテ!今日は悪いが急患がいるんだ。」
「・・お手伝いします!」
ベットに寝かされているのは、レオ兄様と同じくらいの歳の男の子だ。
左肩からお腹にかけて大きな裂傷の傷があり血が大量に失われていた。
ジェフリーに指事されるまま、動き回り、少年は一命を取り留めた。
少年をベットに寝かせつけてひと段落をつく。
来ていたワンピースはところどころ血で染まっていたが、そんなのは気にならなかった。
「先生、あの傷って、獣とかの傷ですか?それとも・・・・。」
私の質問に先生は眉間に皺を寄せた。
その表情から、あの傷は後者の傷という事がわかった。
盗賊関係なのか、下級貴族のいざ下位なのか。
なぜ狙われたのか?
様々な疑問が湧き起こるが、今私がするべきことは彼のお世話をすること。
痛み止め、抗炎症の効果のあるお薬をつくりおくこと。
それをしながら、最近の領内で盗賊が出た、野党に襲われた、魔獣が出たという情報は出ていない。
となるとこの子は他領から逃げてきた異なる。
だが、見落としている情報があるかもしれないから、一度情報を収集しようと決めると、座学だけ少年の様子を見ながら行われた。
その日屋敷に戻った私は、侍女のマリアに最近の領内の情勢について確認をすることにした。
盗賊関係の情報を主に集めるようにお願いした。




