あだ名
魔力測定が終わり、私は本格的に淑女教育、王子妃教育が始まった。
基本的に邸でするのだが、たまにライラック様と同じ授業を受ける時がある。
それは、お互いの事を知るためでもあるし、仲良くなるためでもある。
手紙のやり取りはほぼ毎日行っているので、だいたいどんな話題が好きなのかもわかってきた。
ライラック様はお兄様が大好きで、自分は王位を継ぐつもりはないことや、どちらかというと武術や剣術ニクス興味を持っているということ。
私も正直そちらにも興味があったので、同じ授業というのは体力作りを含めての護身術だ。
ライラック様の場合は本格的な剣術だが入りは同じ体力作り。
そんな様子を見ている他の令嬢たちは、ヒソヒソと笑みを浮かべながら私の事を見ている。
ライラック様も気づいているし、一緒にトレーニングをしているアル兄様も気づいている。
下位貴族の彼女たちは私たちに直接話しかけることはできない。
なぜなら、挨拶をしたことがないからだ。
ただ、こちらはどの家の令嬢か?というのは把握している。
「今日も来てるな。」
「えぇ。アル兄様もライラック様もおモテになるから。」
「それは関係ないと思うぞ?」
「えぇ?それは関係あると思いっますよ?私のあだ名ご存知ですか?」
「脳筋、本の虫、根暗。だったか?」
「えぇ。本の虫はまぁいいです読書が好きですから。脳筋と根暗ってなんですの?武力でなんでも解決しようなんて思っておりませんし、根暗でもありませんわよ?」
「それは、俺たちとしか関わらないらと思うがな?」
「それでも、メリッサ皇女とは手紙のやり取りをしているのだろう?」
「えぇ!メリッサとのやりとりはとても有意義ですわ。王立学院に留学をするためにお勉強も頑張っていらっしゃるの!そうなれば、同学年の同性のお友達で一緒に入れますわ。」
一番嬉しそうに笑う私の頭を撫でたのは、アル兄様。
そういえば、アル兄様は仮婚約者もいらっしゃらないのよね。レオ兄様もだけれど。
「シャル、ジェニーが授業お椀理に会いに来て欲しいと言っていたぞ?」
「じゃあ、終わって身支度を整え次第、一緒にいきましょう。アル兄様もごお一緒されますよね?」
「あぁ、そうだな。」
ジェニーというのは、昨年産まれた第一王女様。ライラック様の妹君で、とても可愛い。
私も妹ができたようでとても嬉しい。同年代の令嬢と関わるより、身内と一緒にいる方がとても楽しい。
勉強も楽しい。
社交・・・お茶会も大切かもしれないがお母様達からは、気にしなくていいと思う言われた。
その代わりお母様がお茶会をよく開かれている。
そのお茶会で得た情報を私は教えてもらい、どういう風に情報を使うのか?というのを私たち兄弟はエレノアール家の特徴なような気がする。




