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メリッサ=ジョセフィーヌ=オステン。
現在西地区にある、ケーキが美味しいカフェで幼馴染のシャルと一緒にお茶をしていたら、ライ様の仮婚約者であるシャルが仮婚約者から外れるかもしれない。
という事実を聞かされた。
理由としては、フレイアス王国特有の事情。
なので、ライ様をお慕いしている私としては、晴天の霹靂と言いますかとても嬉しい情報ではありますが、シャル大好きなライ様が私を内側に入れてくれるかが問題です。
「え??ライ様的にメリーは完全に内側だけど???」
「そうですね。あのライラック殿下にしては内側に入れていらっしゃいますよ??」
「・・・・・どこで判断されています??」
「メリーには不機嫌顔、露骨に嫌な顔とか取り繕ってませんし、完全に素でいらっしゃいますし、完璧王子と完璧令嬢を演じていないですから。」
「確かに、いつも自然に笑ってらした???」
「ちなみに、ライ様が本気でめんどくさいと思っている相手にはどうするか知っている?」
「眼光冷ややかに笑われますよね??」
「・・・・そこまで分かっているのでしたら、もう、是非ともメリーに嫁いできてほしいわ。」
「貴重ではありますね。シャル様を大好きでかつ無意識に素の自分を見せられている方。」
「シャーロット様、それはメリッサ様がライラック様の伴侶にふさわしいということでしょうか?」
「ふさわしい相応しくないだけでいうなら、相応しいわね。おそらく兄様たちに詳細話せば囲いに来るわよ?」
「やりかねませんわね。お王妃様とか張り切って出てきますわね。」
「あ、うん、そうね。」
ふふとじゃかん遠い目をしているシャルに驚きつつもライ様が無意識でも気を遣って許してくださっていることに関しては、顔が赤くなるのがわかるくらい嬉しかった。
そうか、諦めなくてもいいんだと、今ままでグダグダ考えていたモノがストンと落ちた気がした。
「私も、諦められない人いるから、お互い頑張ろうね?」
「・・・え?どういう事??。」
「どういうことも何も、私も小さい頃から気になる人に今度会うことになるの。すごく楽しみ。」
「ちょ、初耳なんですけど。」
「そりゃ成人までのトップシークレットだったから。」
「知らなかった。」
「気づかなかったでしょう?」
クスクスと笑いながら自分の話をする。
お茶をした後、色々とお店を見て回って、それから王城へ戻ってきた私たちを馬車寄せで待っていたのは、ライ様でした。




