3
ライ様に話をふれば眉間に皺を寄せられた。
「俺の方は、どうだろうな?シャルの事は幼い頃から一緒に育ってきたから好きなのは当たり前だろう?それはメリーも一緒だし。よくわかんねぇ。」
「わからないって。なら仮に私が、ライ様以外、探しているルーが見つかってライ様とではなく、ルーと結婚します。となった場合、どう感じます。全力でお祝いできます?それとも嫌ですか??」
そう話題をふった瞬間一瞬だが傷ついた表情をされた。
この人、本当に私の事好きだなと実感する。
まぁ、私の場合は他の人と結婚したところで関係性は変わらないと思っているし、何より、お祝いできる自身はある。まぁ相手がライ様自身を見ずに肩書きで見ていた場合は話は別だけど。
「ライ様、別に2人で出かけるのが難しいとか、話すことができなくなるとかはないですよ?ライ様もメリーも私にとっては大切な幼馴染ですし、そう簡単に関係性が変わるとは思っていません。それに、私が王族か伯爵家に嫁ぐかの問題であると思うのです。ジェフリー様は次男であらせますから、侯爵家に婿養子という可能性だってあります、なので今の関係性が変わることはないと断言いたします。」
そう伝えれば、少し安堵したような表情を見せる。
本当にこの人、身内に入れた人間に関しては激甘だ。基本的な部分に‘好き’という感情が当たり前にあるから、伴侶にしたい位愛しているの‘好き’の基準がぶれているのではないだろうかと思う。
私だってライ様のことは好きだ。
ただ、‘ルー’という忘れられない人がいるだけで。
正直ルーが私の気持ちに応えてくれるとはわからない。
すでにお付き合いをしている人が密かにいるかもしれない。と思ってのヴェラの調査だ。
ただ、ラザルート様もジェラール様も社交界にでは人気がある。
ラザルート様は滅多に社交の場所には姿表さないが、やはり第一王子という肩書きだけで人を引き寄せてしまうのだろう。
まぁ陛下方は、侯爵家の娘である私を王族として迎え入れたいのはなんとなーく雰囲気でわかっている。
だから、幼少期からライ様と一緒に育てられたのだろう。
「それは、・・・・・・・そうだな。付き合いも長いしお互いなんでも言い合えるし。」
どこかほっとしたような声音でライ様はつぶやいた。
「それで、どうなんですの??実際の所。」
「シャルが、兄貴に嫁ぐのは全然違和感がないし、俺も平気。ただジェラール殿となると俺は嫌だなぁ。今まで表面上の付き合いしかしてきてこなかったからどんな人間か知らないし、兄貴達世代なのはわかりきっていたケド、それは嫌だ。逆にシャルはどうなんだ?」
「私ですか??ライさまを傷つけない、泣かさない、考えを強要しない方で、ライ様がお好きな方となら、下調べはしますが問題ありません。私としては、外交的にもメリーと婚姻を結んでいただいた方が外交上いいですわね。でも、そこに気持ちがないのであれば別の方法を考えるまでです。」
「俺、政治の道具荷されてる?」
「私もライ様も基本的には政治の道具ですよ?強要されないだけで。」
「あー確かにそうだな。」
と苦笑を浮かべながら、悩んでいたような表情は少しはれた。




