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本邸に帰宅した翌日、早速私は診療所へ向かうことにした。

外見は、以前の淡いオレンジ色の髪とコバルトブルーの瞳に色を幻影魔法で変えて、下町の格好をした。

今日護衛に付くのはイーサンとノヴァの2人。

私から一定の距離を持って着いてきてくれるペアだ。

もう一組オーウェンとソーラは隠れてついてくるらしい。


「殿下方からのお守りはおもちですよね?」

「バッチリ。じゃあ行ってきます。」


玄関でマリーとお守りの確認をされて、屋敷を出る。

診療所の場所は昔と変わっておらず、今の私なら歩いてでも、15分あれば辿り着く。

診療所までは、エレノアール領の市場を通っていく。

覚えている人なんていないだろうと思ったら意外にも覚えてくれている人がいて、色々と声をかけられる。

そんなこんなで話しながら移動したので、少し時間がかかってしまった。

外見も昔と変わらずこじんまりとした診療所はあった。

魔力量が平民と変わらないと言われていたあの頃、知識を誰よりも増やすためによく屋敷を抜け出しては下町に出て、領民の生活を学んだ。

その中で特に役に立つと思ったのは、アトラス侯爵家の治療の知識も学ぶこと。

もちろんゼインさまから知識も教えてもらった。

だけど、実際にやって見る事が覚えると私自身の特性から下町の診療所に突撃をしたのだ。


あの頃、いつも私を優しく包んでくれた、診療所特有のツンとするアルコールの香とハーブの香。

扉を開け、久しぶりにおとづれた診療所の空気は驚くほどあの時のままだった。


「いらっしゃい、今日は・・・・」

「先生お久しぶりです。相変わらず・・・」

「ロッテか?!おま、突然来なくなったら、いや、大きくなったな。」

「あはは、ごめんなさい。お久しぶりです、私18歳になりました!」


わしゃわしゃと頭を撫でられた。


「ちょ、先生!私一応大人、レディなんですけど?!」

「年齢的にはレディだがな。それでどうした?急に顔を出したという事は、何か目的があるんだろう?」

「あ、実は先生にお聞きしたいことがあって、私が連れてきたルーについて、今どこで何をしているのか、知っていることがあれば押しせて欲しくて。」

「それは、いきなりなぜだ?」

「ルーが私が初恋の相手だから、もう一度会って話したいです。」


キッパリと言い切れば、ポカンとジェフリー先生驚いた。

そりゃそうだ久しぶりに会いにきたかと思った、昔治療をした“ルー”に関して情報を知らないか扉を聞いてきたかと思えば、“初恋だからもう一度話したい”という理由だったからだろう。

でもルーを探している理由は事実なので私はキッパリといいか言ったのだ。

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