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貴族の魔力測定は首都フレイアにある大聖堂で行われる。
魔力測定が行われるのは、毎年4月13日私の誕生日でもあり女神フレイアの誕生日でもある。
「シャーロット嬢。おはよう。」
「ライラック様。おはようございます。」
「今日の魔力測定は楽しみだな。」
「まぁ、私の魔力量は分かりきっている話なので、あまり期待をれない方がいいと思いますよ。」
「それをいうと、俺も同じだぞ?魔力量はそこまで多くなさそうだ。」
六侯爵家の人間は、5歳上、2歳上、1歳年上にいる。
今年魔力測定を受ける高位貴族は、私とライラック様の2人だけだ。
なので、魔力量を期待されるのだが、私もライラック様も彩度はかなり低い。
結果は2人とも分かりきっているし、お兄様たちも魔力量については何も言わないし、両親も何も気にしていない。
私たちは私たちのお仕事を、役目を担っているので問題ない。
それでも気に入らない人間はいるのはいる。
それに一回めの魔力測定で少し、髪の毛の彩度が上がる事だってある。
あるが、私たち2人は魔力がなくてもそれ以外の分野でそれぞれ頑張っているので現状満足している。
下位の貴族から測定を始めている。
一番最後はライラック様なのである。
「シャーロット=フォン=エレノアールさま」
名前が呼ばれて司祭さまにの前に、立って魔力測定をする。推奨に手をかざす。
この測定でわかるのは魔力の量と属性。
水晶に手を触れれば、水晶についている宝石が3つ光る。
6段階中の3つなので魔力量は中程度。
貴族としては平均的な魔力量で、髪の毛に少し熱がこもり彩度が少し明るくなった。
属性は、風と火の2属性。
一つも宝石が光らなかっただろうと思っていたが、予想外の展開に少し驚いてしまう。
「ライラック=ウィル=ディア=フレイアス様」
私と入れ替わりで、ライラック様と入れ替わる。
ライラック様は宝石が4つ光って属性は水属性だった。
「お互い少し髪の彩度が明るくなったな。」
「そうですね。私もここまで魔力があるとは思いませんでした。」
髪の毛を触りながら、少し嬉しそうに笑った。
魔力測定のあとは建国祭なので、各々両親の元へ戻り準備をして始める。
5歳の魔力測定が終わった後から、昼間の社交が許可される。
つまり、身内だけじゃなくて他の貴族とも交流が開始される。
そこから幼馴染だったり友達だったり、ゆくゆくは恋人、伴侶となる相手を探すのである。
この状況下で、私たちに話しかけれるのは誰もいない。
下位の貴族は誰かの紹介だったり、上位貴族から話しかけられないと話す事は許されない。
その当たり前をこれから正式に学んで大人になっていくのだ。




