凛々しくありたいとどこかで願っている。
日々めまぐるしく気づけば卒業式も無事に終わり舞踏会かいの開始時刻まであと少し。
私は頼んでおいたタイピンとカフスを2セット持って自分の控室から、王族の控室へと向かっていた。
本日は、淡いラベンダー色のドレスを着ている。
幻影魔法をかけて、ラザルート様とライ様の瞳の色でシンプルなプリンセスラインのドレス、お揃いのピアスをつけている。
私は大きめのエレノアール家の花のモチーフが付いている。
扉をノックすれば、アナがが出迎えてくれた。
通された応接室には、両陛下ならびにラザルートさま、ライさまが座っていた。
「式典以来ご無沙汰しております。」
「体調はもういいのか?」
「おかげさまで、もう大丈夫です。」
「無理しちゃダメよ??」
「そのあたりは周りが、止めに入るので大丈夫かと。」
両陛下に簡単な挨拶をすれば、ラザルート様とライ様にそれぞれアメジスト石を使ったカフスとタイピンを渡す。
若干デザインは異なるが、ライ様とは私の髪飾りはお揃いとなっている。
「ありがとう。シャル嬢」
「サンキュ。」
「あ、あとライ様にはこちらも。」
と追加で差し出した箱にはライラックデザインのイヤーカフを渡した。
耳につける部分からチェーンが付いており、先の方にアメジストの長方形型が2つつながっている。
「うわ、ありがとう。」
「誕生日プレゼントは、イヤーカフね。」
にこりと笑う。
ラザルート様とプレゼントが被ってしまったが形が違うからまぁいいだろう。
それぞれのタイピンとカフスをつけてあげ、ライト様がイヤーカフをつけたところで時間だと呼ばれてた。
会場へはライ様とラザルート様と三2人で入場する。
それぞれ婚約者同士やや友達同士で一緒に入るので問題ないだろう。
一緒に入場するのは、仮婚約者のライ様。
在校生であるジェニー様はすでに中に入っている。
あとで合流するのは楽しみだ。
「今日のダンスの申し込みがすごそうね。」
「俺はシャルと踊って終わりにしたい。」
「私は家族としての参加だから、ジェニーと踊って終わり。シャル嬢はどうするの??」
「そうですわね、まずはライ様と一緒に踊ってお父様とお兄様と踊るのは確実ですわね。」
「シャルは体力次第だな。」
「それは、ライ様もですわね。」
「卒業式だからね。」
意気込み十分で会場につけば、名前をコールされそのまま会場へ入場をする。
私とライは、途中ラズ様と別れ壇上へとと上がる。
世代ごとの仕事は、生徒会の引き継ぎを行うのだ。
生徒会役員の会長と副会長の胸元に飾る。
それが、住めば卒業生の中で高位貴族、そして成績トップ10に入った生徒のペアが踊る。
この場合、首席の私と次席ライはそこから除外される。
性別が被らなければ、3位と4位がペアになるという感じになる。
今年はちょうど人数バランスよくペアの数も少ない。
男女半々で、成績上位者はドレスなどの選択権も優先される。
私とライ様が踊り出せば周りのペアも踊り出す。
階級的に平民だったりするので少し緊張している様子を見れば可愛いなと思ってしまう。
この学院を成績優秀者として卒業すれば、王城からスカウトが来る。
となると、往生の舞踏会や集まりなどにも出席しなければならないので、これを機に少しずつ慣れて貰えばと思う。
「ごきげんだな。」
「いえ、少し懐かしいなと思いまして。」
「あぁ、デビュたんとを迎えた時みたいだな。」
「でしょう?」
「あの頃はな。いくら踊り慣れている相手とはいえ緊張したものだな。」
「そうですわね。」
ふふっと笑みを浮かべながら踊る。
周りから簡単の声が上がっているとは知らずに、。
そのまま曲が終わるのをタイミングで一度ダンスの輪の外に出ることにした。




