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シャルが倒れてから3日。
俺の誕生日からもすでに3日が経っていた。
叔父上が言ったように、シャルはずっと眠りっなしだ。
そして交代でレオ殿とアル殿がシャルに付き添っている。
魔力量が多くて、血縁関係者に当たる2人がシャルの中に詰まっている、魔力を緩和させているらしい。
交代で付き添っていても2人の顔色はあまりよろしくない。
あれから起きた変化といえば、シャルの表情が少し和らいだと言うことくらいだ。
学生寮へ移動しているので、幻影魔法も解いているし、侯爵家王族以外の面会謝絶している。
髪の毛の色が魔力が馴染んできているおかげか、次第に白に近い金色になり、陽の光を浴びてキラキラと輝いている。
そして再び伸びた髪の毛絵をマリーがある程度で切りそろえている。
シャルが目を覚ましたらちゃんと揃えると言っていた。
それほどシャル本来の魔力量は多く、強力だということだ。
「アル殿、大丈夫ですか?」
「俺は大丈夫だ。魔力量と体力的にエレノアール家で一番なのは俺だからな。熱も下がり切ったから、そろそろ目を覚ますだろうとルイ殿も言っていた。」
「それなら、安心ですね。俺はシャルの分まで仕事をしておきます。」
シャルの頭を撫でて、今日あった日常を話して、そのあとは自室へ戻り卒業式後の卒業記念パーティの資料をまとめる。
シャルが目が覚めた時、仕事が山積みだと病み上がりのシャルにはよろしくない。
あー、早く元気な声が聞きたいな。
とポツリとこぼした。
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広い花畑で風を感じて、花の香を感じて、そして自分の体の中を血液と同じように巡る、温かい魔力を感じる。
「可愛い、可愛い、私の娘。愛し子。」
そう呼ばれ振り返れば、式典の会場に現れた女神フレイアが立っていた。
「母さま。」
自然とでた言葉に、フレイアも一瞬驚いた表情をしたが優しくふんわりとした笑みを浮かべた。
「其方は、私の娘シル・・・・・・・“シルヴィア”の魂も一緒い混ざって生まれてきたのね?今は魔力が戻った事で記憶が混濁しているだけ。エレノアール侯爵令嬢、あなたの愛する人たちがいる世界に戻りなさい。私はいつもあなたのそばにいます。待ってくれている人の為にも戻りなさい。」
「はい。」
「大丈夫。きっとシルの頃の記憶も、あなたを助けてくれる。あなたが関わる祝い事には会いにゆくから。」
「・・・・・・はい。」
にっこり笑みを浮かべれば、白亜の扉に細かい彫刻がされた扉が開かれた。
中は光で満ちていてこの扉を潜れば目が覚めるだろうと直感的にわかった
ゆっくりと足を踏み入れれば優しい光と風に包まれた。
そして再び目を開けばそこは現実世界に戻ってきていた。
「アルベルト・・・・お兄様??」
小さく呟いた。
状況を把握するために視線を動かせば、陽が昇る前のようだ。
倒れてからどれくらいの期間が過ぎたのだろうかと考えながら、もう少しだけ。と目を閉じた。




