熱が出ました。
うっすらと天蓋のカーテンから差し込む光に、うっすらっと目を開ける。
体が重く、動きが取れず、思うように動かない。
体のベタつきで自身が汗を、熱を出していることに気がつ板。
隣に置いていたベルを鳴らしてマリーを呼ぶ。
「シャーロットさま、いかがなさいましたか?」
「お水をいただける?」
「はい、すぐに。」
浅い呼吸を繰り返し、真っ赤な顔を見たマリーはそれだけで状態を把握したのだろう、まずは水差しに入っている水をグラスにすすいで水分補給をする。
水分を補給している間、一番最初にやってきたのは、お母様。
「あらあら、予想通りでしたわね。」
「・・・・・母さま。これも・・・・。」
「反動ですね。そろそろ医局の方からルイさまがいらっしゃいますから、少し診てもらいましょう。」
「はい。」
とりあえず今の体の状況を母さまに説明をして、再び横になった。
しばらくしてルイさまがやってきた。
熱はこのあと3日から4日くらい続くらしい。
朝と夜にルイさまが様子を見にきてくれるらしくて、その時に体の状態や、魔力循環の状態などを確認してくれるそうだ。
お風呂は完全に熱が下がったあと。
なので現在絶賛発熱中の私は、水分をしっかりとってお薬を飲んで寝ることだけ。
食欲あるなら消化の良いものを食べて良いよと言われた。
医師ではなくルイさまが来られたのは魔力量の馴染みや抵抗が少なく済むかららしい。
精霊の恩恵??の一つらしい。
完全に魔力が体に馴染んで発熱がお落ち着くまで、マリー、母さま、ルイさま以外は面会禁止。
その後ルイさまの予想通り3日間意識が朦朧とするほどの高熱をだして4日目の朝、熱は多少下がったもののまだ怠さが残る体を大量のクッションで背もたれを作って少し体を起こした。
「マリー、お風呂に入りたいのだけれど・・・・。」
「ルイさまから許可が降りてからでしたら、しっかりと磨がかせていただきます。」
「ですよねー・・・・。」
と、半分諦めた感じで返事をした。
微熱があるので許可が降りるなら、完全に熱が下がってからだろう。
その代わり、今日もマリーが汗をかいて着替える時に体を拭いてくれるそうで、我慢をするしかないと思った。
体調を崩してから5日目、完全に熱が下がった朝の診察でルイさまに“お風呂に入っていいか?”
と尋ねた。
「お風呂は構わないよ、しっかり水分をとって入っておいで。おそらくそろそろ色彩変化が起きると思うから、髪の毛や瞳に変化があったとしても驚かないようにね?変化した時はした時で私を呼んでくれるかな?」
「わかりました。」
と二つ返事をして、その日私は早速お風呂に入ることにした。




