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そう考えていると頭がガンガンと痛み出した。
「シャル。」
「母さま。」
「やはり・・・・。マリー氷と熱冷ましの薬を医局よりもらってきて頂戴。」
母さまの一言に大人はすぐに動き出した。
色彩が元に戻ると言う事は、その分魔力量が増えると言う事。
その反動で一時的に熱を出したのだろう。
夜会までにある程度熱は下がってくれるだろう。
「シャル、無理はするなよ?衣装は一応この部屋に運ばせてるし、準備に時間もかかるだろう?だが、体調が最優先でいいからな??」
「ライさま、わかりました。でも、せっかくのデビューですもの。出席したいです。」
「なら、今はゆっくり休む事だな。」
「はーい。」
そう返事をして、私は薬を飲んで眠りについた。
数時間後目を覚ました私は、マリー達侍女達に油土斧で綺麗に新井清められ丁寧に体全体をマッサージされながらジャスミンの香りのするオイルを塗り込まれた。
ドレスはライさまが準備してくださったドレスは、黄色に紺色の淡い色のドレスを着せられて、そして成果を使って丁寧に髪の毛を編み込まれていった。
全ての準備が終わると、ライさまが待っている部屋に通された。
ライさまは、コバルト王ブルーに近い濃い青のテールコートに白のたいをつけており、胸元には私が髪の毛に編み込まれている生花が飾られていた。
「シャル、熱は大丈夫か?」
「えぇ。追加でお薬もみましたし、でも今日は早めに退出するかもしれません。」
「ドレスもよく似合っているよ。」
隣の席に案内をされて座ると少しでも安静にするように言われた。
体調が良くなってから、仮婚約の話をしようと約束をして、開場ギリギリまで膝枕をしてもらい眠りについていた。
会場となる大広間の前の入り口には、国王夫妻とラザルートさまが待っていた。
フレイアのおかげで邪気は全て綺麗にされて、壊れていた部分も綺麗に修復されていて、使用する分には問題がなさそうなので、予定通りメイン会場として利用する事となったらしい。
「まぁ、想定以上に可愛いわ。カップルではないけれどパートナー同士でお互いの色彩の服を見に纏うとよりお似合いね。」
そう感想を述べたのは王妃さま。
確かにカップルでお互いにの色彩の服やドレスを着るということはあまりない。
大体小物をで合わせたりするのが流行りだ。
「新しい流行りになりそうね。よく似合っているわ。」
穏やかに感想をいう。
「ありがとうございます。」
「私達も次仕立てるときは同じようにしましょうか。」
「そうだな。そろそろ新しい流行りを作り出すにもいいだろう。」
どうやらその案は私たちの卒業パーティーで実現しそうな気がする。
この方々なら確実に実行するだけのものを持っておられるからだ。
ことの成り行きを傍観していたら、“お時間です”と声がかかり扉が開かれ名前を呼ばれたペアから入場していく。
この、パーティには先ほどと同じように子爵家から参加するのでさらに規模は大きくなる。
にこやかに笑みを浮かべて所定の場所へやってくれば、グラスが渡されて陛下より始まりの挨拶がある。
「今宵は我が国の200年の記念すべき日だ。皆のもの大いに楽しんでくれ。」
とグラスを掲げ、飲み干す。
パーティは国王夫妻のファーストダンスから始まり、それから皆ダンスを一度する。
私とライさまは最低限の挨拶をした後すぐに陛下達に許可を得て会場を辞した。




