女神の祝福
式典が行われていた広間に光が溢れ、その光景は城下の人々も目撃をすることになる。
そしてその光と共に女神フレイアが国中に広がるように色とりどりの花弁を雨のように降らせた。
人々は、この国はまだ女神の籠があると大いに建国祭を祝った。
国中が飲めや歌えやの状況の頃王城の一室には、国王夫妻とルイ王弟殿下、ラザルート様、ライ様、六侯爵家の夫婦とその子供たちが集まっていた。
メインで話すのは私と陛下、そして私の両親で他は疑問があれば
質問をすると言ったようなのものだ。
私にあった傷は、ゼイン様が治してくれた。
侍女達がそれぞれお茶の準備をし軽食を持ってきてくれた。
今集まっているのは私の容姿に関してだ。
女神フレイアは、容姿が元に戻ると言っていた。
私の元の容姿を記憶していたのは両親と国王夫妻とルイ様の5人だけだった。
私は安静を取ってベットに強制的に寝かされている。
「父上、シャルの容姿はそんなに変化をするものでしょうか?」
「容姿というより、髪と瞳の色彩がラザルートのように変化するだけだ。」
「色彩ですか??では、今のこの色彩は誰かの魔法でしょうか?」
髪へ視線を落とす。
父さま譲りのオレンジの髪と、母さまと同じコバルトブルーの瞳は私自身気に入っているし、髪色でいうのであれば、彩度は違うがアル兄様と一緒だ。
「その色彩は魔力が普通の人と同じ、もしくはアルと同じくらいの魔力量であればその色です。」
「私の魔力はそれ以上ということですか??」
「そうだね。シャルの魔力に関してはラズと同等かそれ以上と思います。女神フレイアが同等の魔力を与えてしまったと言っていたし、何より娘のように思っているからね。だから、女神フレイアがシャルが産まれた時に魔力を封印をしていなければ、シャルは命を落としていた可能性が高い。」
「魔力の使い方などは、魂が覚えておるし、知識は入っているだろう?実地はアルとラズと共にすれば良い。」
「本来のシャルの色彩は、|プラチナブロンドとチェリーピンク《・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・》、女神フレイアと同じ色彩だ。」
陛下とルイさまがおっしゃるのなら本当なのであろう。
両親も無言で頷いている。
しかし私自身が、女神の色彩を持って生まれていたとは思わなかった。
魔力は平民と変わらない量なのに、攻撃魔法は基本的に全て弾き返す体質なのはそのあたりが起因しているのかもしれない。
ひとまず、一気に与えられた情報が多すぎて整理するのに時間が欲しい。
つまり私が本来その色彩の持ち主なのなら(まだ信じられないけれど)王家への嫁入りは9割確実。
しかも第二王子であるライさまより、第一王子であるラザルートさまの方が相応しいとほお可能性貴族達は言うだろう。
それだけその色彩を持つ乙女は重要視される。
ましてや私は侯爵家唯一の娘。
時代の王妃、王子妃としての運命は決まっている。
命に関わることだったから、産まれてすぐ封印されたのだろう。
納得。
それを聞いた時、私より、兄様方が怒っていた。
国民へは、女神フレイアの祝福があった。
愛子が生まれた時から発表すればいいだけだ。
問題は、私の婚約者に誰がなるかという事だった。




