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アーテと叫んだ瞬間さらに黒いやは膨れ上がった。
どうやら当たりのようだ。
っかこの文献でアーテを封印したと言う話は、建国の時代まで遡り、女神フレイア自身が封印をしたとあった。
あのアーテは、本体ではなく思念体のような気がする。
となれば光魔法でどうにかなるはずだ。
光魔法といえばアトラス侯爵家。
子供世代だとゼイン様だ。
ゼイン様とアトラス侯爵が光の魔法を纏わせた矢を作り出すと、雨のように放つ。
ある程度闇の塊が消えてきた。
その光景に気をつけて撮られていた私は、それを生み出した張本人オリビア様の存在を思い出し会場を話すも姿が見つからない。
「貴方さえいなければ!!!!」
しまった!集中しすぎた!
咄嗟に体をずらし、伸ばされた手を交わす。
それでも避けきれなかった指先が、首元に少し触れた瞬間、バチン!!と大きな静電気が起きたような光が弾けた。
その衝動で空のバランスを崩して後方へ倒れる。
息苦しさと意識が一瞬途切れた感覚はあったものの、触れられた場所はジンジンと痛みが走って、倒れた衝撃は思ったよりも痛くはなかった。
「・・・・・、!!」
「シャーロット!!!」
「・・ゲホっ!ヒュっ!ゲホゲホッ!!!」
「シャル!シャーロット!!」
「・・・だ、大丈夫です、ライ様。」
体をライ様に支えてもらいながら体を起こそうとする。
だが、頭はクラクラうするし、触れられた場所よりも、胸元がジンジンする。
反対側に倒れて気をつけて失っているオリビア様は、そのまま近衛騎士たちに別室へ連れて行かれた。
あの状況を見ても、彼女自身の意思での行動ではないという事は伝わると、思いたい。
明らかに異質なモノを発していたから。大丈夫だと思う。
「シャル!!」
お母様方がが私の周りに集まってくる。
ふと感じた違和感に視線を落とせば、見慣れないものが左胸の上に顕れていた。
「あれ?コレ何・・・??」
胸元にあるのは“フレイアの紋章”と呼ばれるもの。
その傍にはオリーブとブルーベリーの元々あった家紋のアザがある。
フレイアの紋章はチェリーピンク色で鮮やかな色彩で、家紋のアザの隣にあった。
今の一瞬でできたアザなのだろうか??
そもそも私にこのような、フレイアの紋章のアザなど存在しなかった。
「シャル、痛みますか?」
「いえ、大丈夫です。それよりあの、腕の方が痛みます。」
「シャル、ちょっと触れるわね?」
「あ、はい。」
紋章のアザに、アトラス侯爵夫人がアザに触れる。
すると淡く光を発し始めた。
『私の愛子。』
先ほど頭に響いた声が頭上に聞こえた。
声がする方を見上げれば、プラチナブロンドとチェリーピンクの瞳をした女神フレイア。
その姿に呆然としていると、陛下がすぐそばまでやってきた。
「シャーロットの魔力が少ないのはこのアザのせいなんだ。」
『私の可愛い愛子。ごめんなさい。其方が生まれる特急あまりにも大きな魔力に、其方の体が耐えきれそうに無かった。だから私は王として、其方の両親に断り、貴方の魔力を封印した其方が成人する時魔力をそして本来の容姿に戻るようにしたの。もう大丈夫、いずれ容姿も元に戻るわ。貴方の周りにはたくさんの愛が溢れているもの。だから大丈夫ね。其方に女神の祝福を。』
そういうと会場は光で溢れた。
この光は強い浄化作用もあるのだろう。
まだ、あたりを漂っていた闇のエネルギーが完全に消え去った。




