闇の力
王城で一番お大きな大広間には、子爵家から伯爵家までの貴族がすでに入場を終えていた。
大広間には大きな窓から外の陽の光が差し込み、光の筋をいくつも作り出していた。
大広間の奥に少し階段の上にある玉座がある。
私はライ様にエスコートをされているので、階段下まで一緒に入場をして、そのまま家族と一緒の場所ではなく、ライ様の隣にそのまま立つ。
国王陛下の開会宣言があった。
「本日成人を迎えた、シャーロット=フォン=エレノアール嬢の婚約に関しては今しばらく本人達に要望により、仮婚約を続ける事となる。正式な発表は我が息子、ライラックの成人の儀の時とする。」
陛下の声が信徒静まり返ったホールに響く。
どうしようもないファンにかられてドレスをキュッと握ってしまった。
予想外の発表にざわめいた。
この話に関しては、2人できちんと考えた結果なので、多少のざわめきは仕方がないだろうし、なんならライ様と結婚ができるかもしれないと思う令嬢も増えるだろう。
私の婚約者が王族なのは最優先事項らしいけど。
「そんなあの、認めない!!!」
ブワッと溢れたのはさっきにも近い闇のエネルギー。
魔力的に正確的に把握できなくても、本能的な部分で悪寒が走る。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁああ!!!!!」
会場のあちらこちらで悲鳴が上がり参加していた貴族達は我先にと逃げ惑う。
発せられた闇エネルギーに引っ張られて妬み、羨望、嫉妬などが合わさったのだろうと理解するまもなく、理解するまもなく段々と溜まっていくエネルギーは、いつ爆破してもおかしくはない。
アル兄様やこの得体が防御魔法を展開して、会場から人々を非難させている。
六公爵家を中心に、戦闘体制に入っているがあれの狙いは私だと理解した。
『魔力がない癖に!!!』
膨れ上がった魔力は黒い矢となり、私を標的に一成の雨の如く降り注ぐ。
やに変化する前に見えた紋章。
あの紋章をどこで見たんだろう?最近何かで見た記憶がある。
「シャル!!!!」
「ライ様!?」
「あそこにいては、兄上が気になって集中できない。後ろに下がっていろ!」
グッと後ろへ引っ張られ瀬に庇われるようにライ様が私の前にたった。
そばにはジェニー様と王妃様、そして国王陛下が立っていた。
考えて、あの紋章に何かあったはずだ。
『・・テ・・・アー・・・・。』
今の声は?
成人の儀の時に聞こえた声だ。
て、あー???
『アーテ!!そう、狂気の女神アーテ!!!!』
私の声が妙に響き渡り、あたりが水を打ったような鎮まりような感覚に陥った。。




