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バキン!!
寮の机の上に置いていた魔力石がp大きな音をたてて割れた。
「・・・・今回もうまくいかなかったのね。」
割れた石を眺めながら、証拠が残らぬように完全に石を燃やし尽くす。
鮮やかな赤井髪をかきあげながら新たに描いた手紙を読み終えると同時に燃え上がるように魔法をかける。
彼女つきの次女が魔法に強いことから魔法を返されても自信に戻らないように身代わりの石を準備し設定をしている。
今の所準備しておいてた石は全て日々が割れて壊れている。
さすが魔法騎士団団長“アルベルトさま”の幼馴染殿というべきか。
フレイア守王カジョクの王太子殿下の婚約者候補は現在いない。いるのは第二王子殿下の仮婚約者候補のシャーロットさま。
魔力が少ないシャーロットさまが王族に嫁ぐのは相応しくない。
平民と同等の魔力しか持たないなど、貴族の恥だ。
だから彼女が辞退もしくは、ライラックさまが他の方をみそめられればいいと思う。
私だって初めてお会いした時から、お慕いしているのに、侯爵家だからというだけで彼女が仮婚約者になるのは正直納得がいかない。
あぁ、邪魔だ。
「ふふ。そう彼女は王子日にもおお相応しくない。王族に嫁ぐなんてありえないわよね。」
頭の中でどこか楽しそうで、ご機嫌な声が聞こえる。
いつから聞こえるようになったのだろうか・・・・?
そう考えると頭に痛みがはしる。
だから考えないように、気にしないようにしよう。
彼女がライラックさまの仮婚約者候補から外れるために。
リミットは建国祭まで。
早く、早く、早く!!
ライラックさまにも彼女が王子妃に相応しくなくて気づいて下さるように。
そうしたらきっと、ライラックさまもお気づいて下さいますわ。
幼少期からの仮婚約者だなんてきっとおうとましく思われているはず。
だって、いつも困ったような表情をされれていらっしゃるもの。
だから待っていてくださいませ。
ライラックさまに喜んでいただきますようにいたしますから。
もう少しで良いご報告ができますわ。




