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厩に預けていた愛馬を引き取りにきたところで先ほど別れたはずのラザルート様が外套を羽織ってやってきた。
「ラザルート様、どうなさいました?」
「学院の方にちょっと用事があってね。一緒にいいよね?」
「え?あ、はい。」
有無を押しいわさぬ雰囲気のまま承諾をすれば私を先に載せるとその後ろにひらりと騎乗する。
普通は馬車などを使うものだろうが。あいにく学院のの制服で時間短縮のために来る時も馬でかけて来たのだ。
そのおまま縄文を出れば学院までは舗装された道をかけてゆく。
王太子殿下が馬で移動、令嬢と相乗りをし、しかも学院の制服を着ているとなると素情はすぐにバレる。
何より護衛上大丈夫なのかと聞けば防御魔法展開しているからと大丈夫だと返事がきた。
そのまま学院の門までやって来れば門の守衛が慌てて連絡を取っていた。
私が外出から帰って来ただけなら問題ない。ライ様は先に帰宅をしていいるし。
問題は私が、ライ様とではなくてラザルート様と一緒に戻って来たということが問題なのだ。
申し訳ないと重追いつつ愛馬を厩に戻しに行く。
厩に行けばラズ様が先に降りそれから私を降ろしてくれた。
そのまま後者の入り口についたところで連絡が行ったであろうライ様が待っていた。
「お早いお着きで。シャルもおかえり。」
「シャーロット嬢が馬で来たと言ったので、一緒にきた。」
「ただいま戻りました。」
「兄上は学園長のところへ行くのだろう?」
「まぁ、そうだけど、まずはシャーロット嬢を寮まで送ろうか。」
ぐっっと腰を引き寄せられた。
「なら俺もついていきます。」
「え?寮までなら大丈夫ですよ?」
「女子寮の中ではな?」
何かいい妙な2人の笑顔に威圧されそのまま寮へ送ってもらった。
帰寮時間と重なった今の時間帯、好奇の目にに晒されていたたまれない。
寮の入り口では私縁族の次女マリアが待っていた。
「おかえりなさいませ。ラザルート殿下、ライラック殿下、シャーロット様。」
「ただいま、マリー。」
「マリー悪いけど、私とらいは学園長のところへ行くから、シャーロット嬢をしっかり休ませてあげて?用事が終わったら私も一度寄るから。」
「かしこまりました。」
「そういうことだから、シャルはしっかり休めよ?」
クシャちゃん頭を撫でおでこにキスをされた。
それは、ラザルートさまも同様だった。
「っ・・・・!行ってらっしゃいませ。おかえりお待ちしております。」
その言葉に2人して驚いた表情をした私だけれども、、身内の身に見せる笑顔を一瞬浮かべたあと、その表情は消え、校舎の方へ戻って行った。




