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3

王太子宮のラザルートさまの執務室のドアの前に私と同じオレンジ色の髪の色と薄いイエローの瞳を持っている次兄のアルベルト=フォン=エレノアールが立っていた。


「アル兄様!お久しゅうございます。」

「シャル!」


デフォルトのように思いっきりハグをされたかと思えば、片腕に抱き上げられてた。

バランスを崩さぬよう方に手をつき体を支える。

ぎゅっとアルベルトの頭に抱きついた後、そのままほおにキスをされ床に下ろされた。

そのまま一緒に扉の中に入れば、ラザルート様と兄様が書類を片付けている所だった。


「殿下、シャルが来られましたよ。」

「すまないシャーロット嬢少し待ってくれるか?」

「えぇ、お忙しい中申し訳ございません。」

「いや、こちらが仕事を押したこちらが悪いからね。ソファに座ってて。」

「わかりましたわ。」


兄に言われて大人しく執務室のソファに座りお二人が仕事が終わるまで少し待つことにした。

そもそも私が今日、ラザルート様に呼ばれた理由はわからない。

しばらくして仕事が終わったお二人が紅茶を淹れてくれてお茶会を開始をした。


「それで、私にご用とはなんでしょうか?」

「それは、今年の建国祭についてなんだけれど、シャル、今年は成人の儀式があるだろう?」

「えぇ、ありますね。ライラック殿下と一緒に儀式は受けますが。」

「その後に正式な婚約をするかどうかを決めるわけになるんだけど、シャル的にはどうしたいのかをまず教えていただきたくて。」

「それはお父様たちとお話しするような内容では?」

「父上も忙しいから代わりに私が聞いて陛下たちにも報告をしようかと話になっているんだよ。」

「そうなんですね。少し探したい方はいますので、まだ仮婚約の状態で構いません。」

「探したい人?」

「えぇ。幼少期の頃お会いした事しかないのですが、少し確かめたい事がありましてそれの確認が終わってからですわね。」

「想い人って事かな?」

「んーどうでしょう?ライ様に向けている気持ちと違うかの確認をしたくて。」

「あ、想い他人ね?」

「初恋の相手を探すんだね?」

「まぁ、そうなるのでしょうか??」


頬に手を当てて首を傾げる。


「シャル、それはちょっと家族会議案件だよ?いつ、屋敷を抜け出してたのかな?」

「それは、黙秘します。」


母譲りのにっこりと微笑み黙らせる。

家を抜け出していたのを知っているのは本当に少ないというか、マリーだけだ。

なので、ここでボロを出してしまったけれど。

詳しくは話す訳にはいかない。

そのあとは、建国際にの衣装はライ様と対になるから、私の衣装ともお揃いになると言うことが伝えられた。

それに関しては、少し疑問は残ったものの決まったことならと、分かりましたと返事をした。


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