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お茶会

創立記念パーティの翌日、私は王城に来ていた。

建国祭用のドレスのフィッティングなどもあったからでしょうにライ様と一緒にやってきていた。

特に私はほぼ学院から外に出ることはない。

こうして、王妃様に招待された時か、ライ様と公式行事に出ると時のフィッティングやドレスを作るときに、登城する時くらいだ。

まぁ、お忍びで街へ出かけることはあるけれど必ず身内が付いてくる、身内と言ってもライさまだけれど。


「シャルは卒業するのに必要な単位を全部取得したって本当??」


そう王妃であるメアリーさまに問いかけられた。


「えぇ、県国際の後はどうなるかわかりませんし。お兄様たちが単位を取得したのなら好きに動けるっておっしゃったので、必要単位はライさまと共に取得しました。お父様たちから王都の屋敷にも戻ってきて欲しいと言われておりますし・・・・。」

「お三方とも王城の方が会えますでしょうに。」


紅茶を口に含みながら呆れたようにメアリーさまに言われた。


「兄様方とお父様さまにお会いするのはよろしいのですが、お母様が少し拗ねてしまうと申しますか、滅多にお会いできないので。」

「そうですわねぇ。ヴィクトリアは中々会うことはできないものね。」

「はい。」


六侯爵家は女児が中々生まれない。

王族を護るように男児ばかり産まれる。

私のように女児が産まれることが非常に少ないのだが、生まれてきた女児は順番に王家に嫁ぐ。

それでも、恋愛結婚が推奨されるため私とライさまは仮婚約者の状態だ。

扱いは婚約者だが、とにかく私という存在は溺愛の対象になるのだ。


「生徒会の後任も決まっておりませんなので引き継ぎをしっかりしてから、卒業しようかと思います。」


カップに口をつけながら苦笑をした。

それでも王城に来た今日はお父様さま方に会いにいく予定ではある。

そして、ラザルートさまからも招待を受けている。

なのでこの後はラザルートさまの執務室にいく予定で、そこで兄さまたちにも会える。

それに私は、幼少期に下町であったルーが初恋だと今の私にならわかる。

ライ以上の甘くて苦しいような気持ちになるからだ。

そのことは誰にも言っていないし私だけの秘密だ。

王妃さまとティータイムを終えた後、私はそのままラザルートさまの執務室へと向かうことになった。


「・・・・正式に婚約が決まる前に、ルーについて調べてみようかしら。」


王城の廊下でポツリとつぶやいた。

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