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「私は何も・・・・。事実をを言ったまでです。」
「事実ねぇ。・・・まぁいいです。では、実際に私と踊ってみればわかるでしょう。手を?フォルスマイア伯爵令嬢。」
うむを言わせぬ言葉に手を差し出せばお俺の周りにいた令嬢楽しみ視線が集まる。
王族からの音誘いを断れるのは同じ地位の者。他国の王族か幼馴染達くらいだ。
ただ、幼馴染達は王族の誘いを断ることは基本的に断らない。
王族と同等の地位にいても、自分たちの父親が侯爵であって自分たちの地位ではないと理解をしているから。
だから、父親や母親に習って行動をする。
令嬢達の視線が凄まじい味、シャルを馬鹿にした報いだと鼻で笑いながら、あまり強引に見えないようにフロアへ連れていく。
「私たちのリードが上手だから、さやるがダンスが上手だと言ってましたね?ではシャルと踊っている時と同様に踊りますので、ちゃんと付いて来てくださいね?」
フロアに出て踊り出す直前に彼女に伝えれば、顔色は悪く体がこわばるのだが分かったが知ったことではない。
音楽に合わせて踊り出せば視線の端に、シャルと兄貴たちの姿が映った。
表情的に珍しいものを見るような顔をしていたが、俺が機嫌がわるいのはすぐに分かったのだろう、全員若干呆れている。
フォルスマイア嬢と踊っている相田、正直楽しくなかった。久々の苦痛の時間である。
人並みには踊れるのだろうが、俺と兄貴の相手としては技量は足りない。
スピードにも付いてこれてないし。
まぁ、これで」シャルのダンスはリード云々ではないということを身を持って理解しただろう。
最後のリフトをせずにダンスを終了し彼女を元いた場所へ連れて行けばメリーのところへ向かう。
仕切り直しとばかりに、メリーにダンスを申し込む。
兄貴はシャルにダンスを申し込んでいた。
再びフロアに出てダンスを踊る。
体力は普段から鍛えているのでそれなりにある。
踊っていると時シャルと視線が合えば嬉しそうに笑っていたので俺の選択は間違いなかった時と思う。
きちんと最後までエスコートをしてレオ殿とアル殿と合流をした。
強いてえば、フォルスマイア嬢と踊ったことは少し小言を言われたが軽く済んだのはシャル様様だと思う。
俺が踊った理由を話せば、シャルは呆れて、シャルの兄2人からはよくやったと、褒められた。
なのでシャルも怒る気はなくて苦笑をしていた。




