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3

入学式は学院の大講堂で行われた。

新入生代表はライ様。

学年主席は私であるが、目立ちたくないという理由でライ様に押し付けたのだ。

なので私はメリーと2人並んで席に座ることができている。

在校生代表の挨拶は中等部三年で生徒会長であるニクス様が代表の挨拶をする。

アル兄様は副会長という立場にいるらしい。

アル兄様も剣術に関しては問題なく率先して動くだろうが、生徒会の仕事に関してはサポート役として動いているらしい。

剣術に特化していても、エレノアールの子供ということである。

入学式が終了して寮に戻ってくると、同じく高等部で入学式を終えたメンバーが帰宅してきた。

ちなみに未だラザルート殿下にはお会いすることはできていない。


「レオ兄様、おかえりなさいませ。ラザルート殿下は?」

「ただいま。シャルはラズに会いたいんだね?」

「はい。私お名前はお伺いしていても、実際にお会いしたことは一切ないですから。」

「俺も兄上には滅多に会えないから。」

「弟のライ様がお会いでき何のであれば、私たちが会えるのは難しそうですわね。レオ兄様はお会いになられたのは最後はいつですか?」

「さっき。んで、すぐ主治医にお城に強制送還されてた。」

「具合が悪かったのですか?」

「まぁ、熱があるからそのまま王城への送還。」

「まぁ大丈夫ですか?」

「いつものことだよ。魔力量が多いからラズは。」


お兄様達からラザルート様達の話を聞いては納得をする。

ラザルート様は元々体は弱いし、魔力量は多い。

なので18歳の誕生日までは、魔力量の多さでの体調不良は誕生日を迎えて成人の儀式を行えば、魔力による体調不良は改善されると言っている。

成人の儀式の前であってもラザルート殿下の髪の毛の色はプラチナブロンドとアイスブルーが混ざったような髪色。

この色の時点で魔力量の多さは国内で一番だと言ってもいいと思われる。


「私も、メリーも今度の建国祭と成人の儀式には参加できるから、その時にお会いできることを願います。お兄様方ばかり会っていてずるいと思いますが。」

「それは、俺も羨ましいと思う。俺だって、兄上にお会いできる事自体、俺だってないから。こういう大事な式典には、体調を調整して出ていると聞いているし。」

「では、次に会える確率が高いとすれば、建国祭ですわね。」

「そうですね。」


レオ兄様の話を聞いて同じ生徒会役員でも2週に1回、もしくは月に一度会えればいいほうらしい。

レオ兄様はラザルート殿下の側近なので、王城では会うことはできるらしいが長時間ではなく、1、2時間くらいらしい。

そして、私たちはラザルート殿下とは会うことはなく、1年の時間が過ぎた。

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