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入学式当日、私は中等部の制服を着用していた。
平民の制服は国からの支給品。
貴族はどちらか選べるのだが、基本的には制服着用の義務がある。
それは、学園にいる間は身分差をなくすための制服なので、私たち六侯爵が筆頭に制服を着用する。
それでも、制服を着用しない貴族は多い。
まぁ、それぞれの家の方針なんだろうけど、王族や侯爵家にはあまり良い印象は与えないと思うのだけれど・・・・・。
それでも、女子生徒たちは自分たちの美しさを誇示するためにドレスを着ている。あわよくば縁繋ぎになれれば良いと思っているのだろう。
学生寮から学院には、私とライ様とメリーと一緒に投稿した。
「そろそろ、その外面外さねえの??」
「あら、嫌ね。ちゃんといつもの私ですわよ?」
「シャル、緊張してるの?」
「・・・・・ッ、それは。」
「珍しい。シャルも緊張するのか。」
「私でも、緊張くらいします。公に出るの何年ぶりだと思っていらっしゃいます?」
「8年ぶりだな。」
「ライ様とは違うんでよ。」
「シャルと同じクラスになれると良いのですが。」
「メリーの頭脳であれば私と同じクラスですわよ。」
とライを除いて女子だけで会話をする。
ライもまぁそんなものかというか、あまり気にしていない。
王立学院は中等部は全員同じことを学ぶ。
高等部に上がる際に貴族科と騎士科、に大きく分かれる。
そして中、高等部のクラス分けは魔力量ではなくて、学力順になる。
魔力もまだ成人式を受けないことにはどれくらいの魔力量があるのかわからない為全員平等に学習をするのだ。
基礎科目というのはどの学科にあってもある。
それにプラスしての専門学科なのだ。
学院に到着をしてクラス発表のボードを後ろからのんびり眺めていた。
学力という面では、幼少期から同じものを学んできているので基礎学力は変わらないので、同じクラスに日なるのは間違いない。
クラスはS〜Eの6クラスある。
これは貴族平民関係なしの、純粋な学力の順番だ。
なので、お金で解決をしようとすることはできない。
クラス分けは完全な、実力主義。
なので、王族や侯爵家と縁が欲しいのであれば実力でクラスを上げてくるしかない。
「あったぞ?全員Sクラスだ。」
「Sクラスならクラスメイトは少ないですわね。」
「そうなのですか?」
「Sクラスは特進クラスのようなモノだからな。各学年の成績上位10名しか入れないからな。授業料免除にもなる唯一のクラスだな。」
「そうですわね。いくら国立ではあても多少授業料はありますからね。」
「貴族にはそんな免除ないけれどもな。」
「責任ある者にとっては当たり前の事ですからね。」
「Sクラスに貴族がいた場合は、平民の子を1人選べるんですよね?」
「そうね〜。でもそれは後見人って意味にもなるから、慎重にね?」
「わかったわ。」
3人で会話をしながら、教室に入ると注目を集めた。
まぁ、注目の的はライラック様でしょうけど・・・・・。
我関せずの態度をとりながら、メリーと隣同士の席になるように座った。




