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入学式

翌日、オステン王国よりメリッサが到着した。

ずっと手紙でのやり取りをしていったので久しぶりの再会だという感覚はない。


「シャル!!」

「メリー!!きゃー久しぶり!」


メリッサの馬車が到着してそれを出迎えた私は、勢いよくハグをした。

これは下町に降りていた頃から変わらないけれど、メリッサはそれを受け入れた。


「これから6年間よろしくね?」

「もちろんこれからもよろしくね??部屋を案内するわ。私も昨日入寮したからあまりわかってないけれど、お部屋は私の隣の部屋で、どちらの部屋にも一緒に寝れるようにお兄様方が準備してくれたから、遠慮なくきてね??」

「ありがとう。」


メリッサは私と一緒にお互いの国の言葉を教え合って、8年間練習をしてきているので、オステンの公用語は問題なく理解できるし、日常会話は問題ない。


「他の方々は学園のに登校中ですし、ライ様もご公務で今お城の方へ行かれてますし、皆さんのご紹介は今夜という事になってるわ。」

「ありがとう。」

「私は、共有フロアにいますから何かあれば声をかけてくださいね?」


とメリッサを寮の部屋へ案内をした後私は、読みかけの本と一緒に共有フロアのソファに座る。

侍女のマリアが紅茶を淹れてくれた。


「ありがとうマリー。良かったらメリーのお付きの人のフォローよろしくね?」

「かしこまりました。他にも侍従たちはいますから全員で協力すればすぐに終わりますよ。」

「確かにそうね。この寮の人間は皆手際がいいからね。」


くすくす笑いながら、視線を本に落とした。



夕方続々と帰宅してきたのは、兄様方。

私も今日、初めてラザルート殿下に会う。


「ただいまー。」


そう言って帰ってきたのは学院組だった。


「おかえりなさいませ。」

「ただいま。」


帰宅した兄様方を出迎えて、歓迎会の準備をする。

夜ダイニングに集まったのは、この寮で生活をしている中等部1年から高等部3年までの11名。

メリッサと一番交流があるのは私なので私の寮のメンバーを紹介する。


「まずは、中等部組ね、メリッサと一緒同じ学年は、私と、我が国の第二王子ライラック様。5歳の建国祭であっているよね?」

「お久しぶりです。メリッサ殿下。」

「お久しぶりです、ライラック殿下。」

「中等部2年生で銀髪の方がジャスパー=フォン=オヴェリア、その隣の明るい茶髪の方がノヴァ=エステル。」

「ジャスパーとお呼びください。皇女様」

「ノヴァです、よろしくお願いいたします。」

「中等部3年生が、アルベルト=フォン=エレノアール、私の二番目の兄様とアイスブルーの髪の方が、ニクス=フォン=ヴァリエーレ。」

「最後が、高等部3年生がレオナルド=フォン=エレノアール私の一番上のお兄様と、プラチナブロンドのゼイン=フォン=アトラス、カリビアンブルーの髪の毛を持つのは、レックス=フォン=マルグリット。あとは、第一王子のラザルート殿下が在籍していらっしゃいますが、ラザルート様は私もお会いしたことはなくて・・・。」


ラザルート以外のメンバーが、よろしくと挨拶をする。


「オステン王国王女、メリッサ=ジョゼフィーヌ=オステンと申します。どうぞ、メリッサとお呼びください。6年間よろしくお願い致します。」


見事なカーテシーをすると兄様方も綺麗な挨拶を返した。

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