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ルーが診療所に住み始めて、傷が癒えるまであと記憶を思い出すというか、会話からどこの領地から来たかどうかを調べることにした。
侯爵家の兄様方を頼っても良かったのだけれど将来の自分に役が立つだろうと、私専属の諜報部隊『ヴェラ』に各領地を回って貴族階級で金髪の家系で13歳位の少年がいなくなってないか調査をしてもらうことにした。
その情報を元に私はこの子の生家を探すことにした。
六侯爵領で情報がなければ、第一王子の可能性が非常に高いということだ・
そうであるならば、何故?あんな大きな傷をつけられたか。
というのは安易に考えるなら、第一王子を王太子にしたくない第二王子を王太子にしたい貴族だろうな。
と思う。
んで、確実にとどめを刺したのを確認しておらず、ジェフリー先生の処置のおかげて生きているのが現状。
「ルーは、物思がいいね?」
「そうかな?ロッテの教え方が上手だからじゃないかな?」
今日もジェフリーの医局の裏で、自分が教えてもらった薬草の種類や魔法の基礎、貴族と対応する時のマナーなど教えた。
ルーはスポン虹のようにそれらの知識を吸収して、武術に関しても基礎なものを一緒に練習したし稽古をした。
それを繰り返していくうちに、私は、ルーと友達になった。
ルーの記憶がというか、家族に関してはある程度目処はついた。
だが、両親が捜査をしていないということは放任されて育ったか、状況を知らないかのどちらか。
婚外子なのかなんて私には関係ないけれど、私にとってのルーは友人だ。
それも下町の。
そしてジェフリー先生の弟子と言う事で弟弟子でもある。
「2人とも魔法の授業の時間だ。」
ジェフリー先生は伯爵位をもつ貴族で魔力量も多い方で、魔法の使い方を教えてくれる。
私も先生の授業は真面目に受けている。
おかげである意味、魔力にコンプレックスを抱いていた私にも少しだけ自信が持てるようになってきた。
今はルーも一緒にいるからそれが余計に楽しくなっている。
私は風と火、ルーは水の属性を持っていてた。
魔力量的にはルーンの方がかなり高い方らしい。
「私もルーくらい魔力量があればな〜。兄様達の役に立てるのに・・・・。」
「ロッテは、二属性持ちだから、そっちの方が僕は羨ましいな。要は使い方次第だよ。」
「そうだといいのだけれど。」
「おら、集中しねぇぞと怪我するぞ?」
とジェフリーに注意をされて魔法の取り扱いに集中し、授業は終了した。
夕方私は、いつものように抜け道を使って屋敷の中に戻り、何事もなかったように振る舞う。
自分の部屋に戻ってきた私は、『ヴェラ』からの報告を受けた。
「ありがとう。」
受けた報告と報告書の内容を照らし合わせたら、絞られたのは『第一王子、フェンネル伯爵家、エーヴィッフィ子爵家』の3つの家に絞り込めた。




