表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者は魔王を倒しました  作者: 匿名記号
焚章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

64/102

僧侶の遺した日記 7 「最初の目的地」

魔女……王都に入る前に目を包帯で覆ってた。


『問題ない、気配でわかる』って……何でそんなこと?

「おぉ、魔女殿を連れて来られるとは、さすが私の見込んだ勇者さまです。」


 騎士はとても嬉しそうだった。少年のような瞳で彼を見つめている。


「ふむ……ここなら、大丈夫か。」


 魔女が目を覆っていた包帯を取り払い、目を開ける。


「ひっ。。。」


 メイドの1人が悲鳴をあげ、そそくさと部屋を跡にする。それを見やる魔女の瞳は、とても悲しそうに……私にはそう、見えた。そうか……何してるのかと思ったら……街中でそのまま歩くと怖がられるから……。


「まさしく……深翠の魔女殿ですな、その瞳の色、間違いない。」

「そんなに……この瞳は珍しいのか……?」

「珍しいどころではありません。彼女以外には少なくともこの1000年、おりませぬ。」

「おかげで子供の頃は散々な目にあうわ、あの木の洞に住んでからも散々人間の討伐隊やら魔族やら、果てには天使にまで襲われる始末だ。」


 騎士の目が曇る、先刻あった天使との戦闘を説明した。


「なんと……そのような事が?!天使など……降臨すれば人々に幸福と安寧を齎すと言われていますのに……何故こうも魔女さまの元に?」

「理由は分からぬ。思い当たる事はあるのだが……確証が持てんことは話せん。」

「勇者殿はどう考えますか?このまま魔女と共に行動すると、無用な戦闘にも巻き込まれるかもしれませぬ。」

「僕は………………。うん、おとぎ話に聞いた魔女と、一緒に旅がしたい。出来ることなら魔女、僧侶、騎士と共に……成し遂げたい。」


 カッコイイ事言ってるけど……今の彼じゃ……。


「今のお前にそんな事出来るはずもなかろう?」

「……まさに……。」

「うっ…………。だが、王からの任だ……今更反故にする訳にも。」

「『今の』と言うただろう。まだ若いんだ、準備と対策はいくらでも出来よう。」

「左様です勇者殿、私もその伸び代に賭けたのです。」


 騎士が……魔女が……彼の何に惹かれてこう言っているのだろう……。私には分からない何かがあるのだろうか?


「さて、まずは身だしなみからですぞ!」

「え?あ、えぇ?!」

「ほう……これは……。」

「え?!ぁ、きゃあああ!」


 数人の執事に全裸に剥かれどこかへ連れて行かれる勇者。なんであそこで全裸に……。

 そこからは髪を切り整え、体も洗われ、服や装備の大半も新調していた。なんというか、面影はあるが、別人のようになっていた。


「うむうむ、勇者殿、見違えるほど良くなりましたぞ!私財を投げ打った甲斐があるものです。」

「どうして僕に……ここまで……。」

「子供の頃からの夢でしたからな……勇者殿と、数多駆ける大冒険、絵本の英雄譚……いやはやお恥ずかしい。」

「ククッ、なんだ、坊やも可愛い所あるじゃないか。」

「魔女殿には敵いませんな。この老体が坊やとは……。」

「楽しそうに話してる所悪いのだけど、最初の目的地……どうするの?」


 全員押し黙る。なんでぇ?!


「…………この王都から出てすぐ横にある森は、『女神の聖森』と呼ばれており、そこで勇者は神託を授かるそうです。まずはその聖森の神殿を目指しましょうぞ。」

「聞いたことがあったが……まさか僕がそんな所に行くことになるなんて……。」


 聖森……あの中は危険な魔物や魔族も加護で入れない……とりあえずは大丈夫……かな?

瞳の色

大半の人が魔女を恐れるのはその異名やわらべ歌にある。翠の瞳を大半の人々は恐れ怖がる。勇者や騎士、僧侶、滅びた村の近隣、気まぐれに病気から、魔族から、魔物から助けたいくつかの村の人々。恐れない者を上げる方が早かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ